視線
最近、あなたの視線の先には
いつも私がいる。
ジジやババに抱かれていても
遠くから、私を見つめている。
きっと、家族のだあれも
息子の視線の変化には
気がついていない。
ミルクも抱っこも
みんなでしているから
お母さんは誰だかわからないよね、と
みんなではなしていた。
でも、息子はちゃんとお母さんが
わかったみたい。
目が会うたびに
お母さん!と呼ばれているようで
うれしいけれど、
なんだかすこし恥ずかしい。
そして、あなたに見つめられるたび
あなたに恥ずかしくないような
母親になりたいとおもうのです。