強く優しく生きていくために必要な自己肯定感
自分で味わいなさい。
次男は運動神経が良くて、良いってことも知っていて。
兄弟で同時に始めた習い事では、お兄ちゃんをぐんぐんと抜いてしまいそうで、何だかヒヤヒヤするほどです。
学校では、ちょっと困ってしまうほどに勉強が遅れてしまっていて、少し学習障害に近いものがあるとわかったばかり。
授業中は席に座って話を聞いているだけで疲れてしまうだろうなって思うと胸が少し痛くなります。
なので、彼にとって運動ができることは「自己肯定感」を保っている大切なことです。
それがここ最近、調子が悪くて。
今度の大会では下のクラスになってしまった…と珍しく落ち込んでいました。
たくさん話しました。
そんなに気にしていないっていう顔をずっとしているけどずっと唇は尖っちゃって、無理をしているような気がしたらから、話しました。
ママはあなたの気持ちを思うと、とても悲しいのだけど、あなたはどう?
どうしてそうなったかは先生からも教えてもらって、自分の練習不足やそのほかに原因も見つかって反省している様子。これも珍しく。
大会で優勝してほしいとか、上を目指して頑張ってほしい!って正直思っていなくて、本気でサポートしている親御さんから怒られちゃうかもしれないけれど、そんな感じなんですずっと。
どっちでもいいんです、わたしは。
だって本人がどうしたいか、しか大事ではないから。
わたしの夢でもないしわたしの人生でもない。
全力でやるなら全力で応援します、できないから激怒したりやる気がないから激怒したり、そういうことがどうしてもできないんです。
でも悲しかったのは、彼の気持ちを想像したら胸がキューっと痛くなります。
自分はダメだ…って責めていないかなって。
だって学校ではきっと落ち込むことも多いし、嫌でも他の子と比べられて「できない」ってもう自分で気づいているから。
母の愛って特に強くて苦しい。
コントロールしないと暴走しちゃいそうじゃない?
大好きでこんなにも可愛い子どもだから、
困って欲しくないし傷ついて欲しくないし落ち込んで欲しくない。
でも今回彼がこんな思いをすることになって
「よしよし。しっかり味わいなさい。」と思った。
心の中で思った。
(お兄ちゃんだったら言語理解が得意だから言葉でこのあたりも伝えているんだけど)
悔しいことも悲しいこともたくさん味わってほしい。
そんな時、母は強くキューッと胸が痛くてもみていなければいけない。
大きな木になった気持ちで、深呼吸をして、微笑んでいたい。
そう思うと、子どもと一緒に成長しているのは私たち母。
強く優しく生きていくのに必要なのはやっぱり自己肯定感だ。