ハードパステルで遊ぶ
近所の文房具屋で厚紙を買った。表は真っ白、裏はダンボールをグレーにした感じ。表を使うだけなら別に何もしなくて良い。しかし今回この厚紙の使用用途はシオリ。本に挟むあれである。いろいろなところで、なんかおまけにくれるあれである。つまり、両面綺麗にしなくてはならない。
当初のシオリ作りの計画では、押し花を貼って終わりにするだけだった。だから裏がグレーでも良いかなと思った。白い花も摘んだ訳だし。でもやはり、厚紙を買って家で見てるとなんか物足りない気分になってしまった。しかし、厚紙と言えども所詮は紙。そのままの状態で絵の具を塗ろうものならバタバタと紙が波打ち、それで作られたシオリなどひん曲がったみすぼらしいものになるに違いない。断言できるのはかつて美容室のメニュー表を作った経験があるからだ。
ということで、何か色をつけるにはどうしたらいいのか考えていると↓が目に入った。
このハードパステルを使って塗りたくった画面がこの記事のトップ画像である。実物はもっとパステルのザラつき感が出ているが、うまく撮れなかった。
ハードパステルで絵を描いたら最後にしなくてはならないことがある。それは定着液をスプレーすること。私が持っているグラフィックスという何とも検索し難い一般名詞を使用したこの定着液は、ターナーのアクリルガッシュの暗黒ブラックの暗黒さを保護するために購入した。暗黒ブラックにはあまり効果がなかった。しかし、ハードパステルにはきちんと効果があり、紙にパステルが定着した。やはり、道具というものは本来の使い方をするべきなのだ。刀で畑は耕せまい。あれは人を斬る道具。
今回はパステルを直接ぬったり、カッターで削ってぼかしたりした。パステルの混色・ぼかしの手順は以下の通りである。
こんな感じで手を粉まみれにしながら色を塗っていった。ちなみに広い面に薄く色を広げたい場合は、ティッシュでざざっとやると楽だ。
このハードパステルで細かい絵を描く気にはならないが、いつか挑戦してみようと思っている。
ちなみに今日、家の敷地内で採取した花はどれも大物ばかりで、夕方のせいか、気温が低いせいか、小さな花は閉じていた。オオイヌフグリでさえふてくされていたので、明日のお昼ごろまた花の採取に行きたいと思う。
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