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自分の心に証明ハンコを押してしまった誕生日

私が結婚出産を機に

体調をこわし

人生を見つめ直すまでの私の大きなひっかりは

今の私に導いてくれた「闇」・・・・



自分は父のせいで

『こんな人になってしまった』

と、思い込んでいたこと



可愛がられずに育つと

こんなこんな性格の人間になると思っていた



それとは反対に

姉は幸せだと思っていた

なぜなら

父に可愛がられて

愛されて育ったと思っていたから



いや!思っていただけでなく

現在もそうだ

お酒を飲むと

「〇〇(姉の名前)は可愛い

ほんまに可愛い」

と、父は言っている



その反対に

「ブサイクで頭も悪かったら

あかんやないか!」

と、言われる自分

そして、なんで怒られているんかわからんことで怒られる自分



なんでも、買い与えられる姉

自分はというといつもお下がり

それも、時代的にそんなもんだと

今なら思うけど

いつも不公平感はひしひしと感じていた



それも、子供の自分の勝手な勘違いとして

百歩引いて考えたとしても

ある時こんな発言を聞いてしまった



近くの大型スパーに行った時

おりしも私の誕生日が近かった

私は当時発売された

憧れの「UFO」という

横長の赤色のカセットデッキを欲しそうに見ていた



そんな私を見て

父は「ステレオあるやないか」と言った

そう!我が家にはゴージャスなステレオがあった



姉が小学校高学年ぐらいの誕生日の時に

父は姉の好きな歌手のレコードを

夕食時にプレゼントした。

そして父はこう言った、

「レコードかけるステレオ買わなあかんな!」と

私は『お姉ちゃんはいいな〜いつも』

そう思って様子を見ていた

そして、程なくしてゴージャスなステレオが我が家にやってきた



『お姉ちゃんは、愛されてる。私・・・・』と

当時の私は思っていた。



と、そんな経緯があり

どうせ私が買ってもらえることはないのは知っている

そんな風に思いながら

私はただ、その「UFO(カセットデッキ)」

憧れの目で見ていた・・・・



すると、私と少し離れたところで

母が小声で父にこう言っていたのが聞こえた

「たまには、ナナ子にも買ってあげたら・・・・」

と・・・・



その時私に衝撃が走った

なぜなら、子供ながらに

私自身いつも『姉ばかりいいよな』とは思っていたものの

どこかで、受け入れてはいなかったのでしょう



しかし、母のその言葉を聞いて

やっぱり私はいつも姉と違って

誕生日でも買ってもらえない

愛されていないと

自分の心に証明ハンコを押してしまった・・・・

めっちゃしっかりと

ありありと

証明ハンコを自分の手で押した瞬間だった

私がどんどん卑屈になる良いきっかけになった(汗)



と、気持ちはそうなのですが

私はその母の言葉のおかげで

私は真っ赤なUFOを手に入れた

それは初めて私だけの

私の大好きな宝物になった



テープをかけてよく大声で歌っていたのを思い出します^^

赤いUFO置いておけば良かった

と、今なら思う・・・・

大人になって自分でステレオ買った時に

処分してしまった・・・・



父に買ってもらった

大切な思い出の品なのに・・・・



今日はこの辺で

私の大好きな言葉で終わります

MAHALO&ALOHA



私の人生を振り返り

人には隠したいような

私の側面を見つめたいと思っている

私の光と闇・・・・

本当の自分に出会う旅です・・・・

これが、今の私を作っているのですから




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