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挿絵のはなし② (小手鞠るいさん連載小説)

先日、小手鞠るいさんの連載小説「近くて遠い」の挿絵として描いたイラストと私の仕事について少しお話をさせていただきました。

今回はそのあらすじと挿絵のつづきをご紹介します。
(単行本紹介文より一部抜粋)

———彼女には僕の知らない別の顔がある。人は星、人生は夜空————
関わり合う人々が点となり、ひとつの星座を形づくる。
ままならない男と女の関係をそれぞれの視点で描いためくるめく恋愛小説。

スポーツ用品メーカー勤務、結婚も決まり、
順風満帆の人生を歩んでいるかのように見える絵里子(28歳)は「優等生の悪女」

美鶴(34歳)は献身的な夫がいながら、過去の男に自分から翻弄されにいく「懲りない悪女」

セレクトショップを経営する会社の社長である加賀美(53歳)は自分の欲望にどこまでも忠実な「華麗なる悪女」

加賀美の会社の社員である沙也香(21歳)は上昇志向の強い「純情そうな悪女」

…と色々な悪女が登場します。

正直に生きれば生きるほど堕ちていく…

自分の欲望に忠実で、自分に嘘をつかない(つけない)
そういう意味では善良な女性たちが、それぞれの視点で関わり、重なり合い物語を紡いでいく。

破壊と再構築…脆さと芯の強さ。

この物語が見せる儚くも力強い星々の瞬きをイメージしつつ「悪女たち」を描きました。


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◆日端奈奈子イラストレーションInstagram↓↓



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日端奈奈子
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