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宮下奈都さん「スコーレNo.4」と私の装画仕事はじめ

こんにちは、ななこです。

今日は私がイラストレーターになったきっかけと最初の単行本の仕事(装画)をご紹介したいと思います♪

26歳で勤めていた会社を辞めた私。(とある会社のデザイン企画という部署でプロダクトデザインの仕事をしていました)
会社勤めに疲労してしまい、どうせ同じ大変な思いをするのであれば、小学生の頃からの夢だった「イラスト」を仕事をする!ということに挑戦してみよう、という気持ちになり…「イラストレーション青山塾」というイラストを学べる所に何年か通うことにしたのでした。
その間にも、デザインの仕事をしていた友人から仕事をもらったり… そういう、お世話になったありがたい話もまた別の記事で書きたいなと思っています。

その青山塾は4名の著名イラストレーターの先生が講師をしているのですが
(それもまた素晴らしいので、折を見て記事にしますね)
時々、「ゲスト講師」として人気装丁家やイラストレーターの方がみえて作品の講評をしてくださる日がありました。
今考えても、なんと素晴らしく有意義な機会だったのだろうと思います。

そんなある日、業界第一線で活躍なさっている装丁家の鈴木成一さんがいらっしゃった日があり、私の作品を見て「ポートフォリオを送ってください」という有難い言葉をいただいたのでした。

ポートフォリオを鈴木さんの事務所に送った後、ほどなくして鈴木さんから小説(単行本)の装画の仕事をいただきました。
それが私の装画、第一作目となりました。
その作家の方も私と同じく単行本デビューをされた方で、2016年には「羊と鋼の森」で本屋大賞を受賞された宮下奈都さんでした。

その単行本はこちら↓↓

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↑帯が透明なところがなんとも気に入っております。
2007年 光文社より発売


ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく描かれている傑作。

その丁寧で繊細な描写、温かみがありながらも強く引き込まれる特有の世界観が多くのファンを魅了した話題作です。
仕事で何本もの物語を読みましたが、本当に大好きな物語のうちの一つ。

「ありのまま生きていいんだ」と思える物語。

私の装画第一作目で、宮下さんとこの物語に出会えたことは本当に奇跡のようで、時を経るごとに感謝の気持ちは増すばかりです。
とても素敵な物語なので、もう少し詳しく…続きを書きますね。

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日端奈奈子
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