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器用貧乏と言われた日

ある方にあるとき
「あなたは器用貧乏ね」と言われました。
確かにそうなんです。わりとなんでも
最初は飲み込みよくとんとん上達するの
ですが、だからこそある程度の期間で
飽きてしまうんです。つまらなくなって
しまう。そこでちゃんと留まって
努力できる人に最終的にはいつの間にか
抜かれているのだと思います。
子どもの頃、「うさぎとかめ」の、私は
うさぎなんだなと自覚していました。
できちゃうと舐めてしまうんでしょうね。
そして一気に興味を失う。

趣味も手を広げすぎて収拾がつかなく
なりつつあります。各材料がみんな
ストックされているので。
久しぶりに再開するとまた少しの間は
楽しくて、で、また飽きてしまう。

最初にスパートかけて盛り上がり、
「この道でプロになれるんじゃないか」と
おだてられたりして、ちょっと喜んで。

子どもの頃は絵をすごく褒められていて、
先生にもどこかで本格的に習わせるべきだと
勧められたらしいですが、途中から
やる気を失いました。
工作も気分が乗ればすごくこだわったものを
作りましたが、大抵の場合はやる気が
出なくて、「あれにしようか、やめよう」と
案を捨てる度に、まわりの子に「それ私が
作ってもいい?」ときかれて、「どうぞ」と
いうような繰り返し。

何か新しいこと、わくわくする違うものに
出会うのが好きなのです。

前に一度似たような人と出会いましたが、
彼女はその後、ひとつの打ち込めるものを
見つけていました。他のことにも勿論
挑戦していたけれど、そのひとつのことを
継続し続ける手を緩めることはなかった
です。

同じことを繰り返すことが私にとっては
とても苦痛です。新しいことに常に
挑戦したい。
なので器用貧乏に見えるのでしょう。

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