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本当の喧嘩のしかたなんて学校で教えてくれなかった。

わたしたちは幼い頃から喧嘩といえば、


『○○ちゃんが悪い。』
『わたしは間違ってない。』


『じゃあ、ごめんなさい言える?』
『はい、仲直り。』

なんて風にどちらかが正しくて
どちらかが間違っていて。

ごめんなさいが聞けたら、
おしまい、ちゃんちゃん、みたいな。

仲直りするためには、善悪、白黒はっきりつけて、どちらかが(どちらもの場合もある)謝らないとだめだよ。

と、刷り込まれている節がある。

でも、わたしの経験上このやり方は、
親しい人との、実践には全く使いものにならなくてね。

いまの旦那さんと付き合い始めたときに、わたしは、喧嘩の仕方がわからず、ひたすらだんまりするしかできなかった。

彼はひたすら本音をぶつけてくる。

正しい正しくないを越えて、そんなんあり?みたいなことも堂々と言ってくる。

※やつは、正しい、正しくない、が通用する相手ではなかった。w

だから結局は、

『わたしは、こう。』
『おれは、こう。』

『へえ、そうなんだ。』
『あ、そうなんや。』

『で、どうする?』

これが、ほんとの喧嘩&仲直りの仕方だときづく。


もちろん、このわたしは、こう、の部分がバシっと決まるまでに、お互いを罵倒しあうことも、往々にしてあって。

オラオラ言いまくった上で、『傷つけたならごめん。』が挟まることがあるけど、 それがゴールではないんだよね。

教科書どおりの喧嘩の仕方を夫婦ですると、

どちらが悪い
どちらが折れる
謝ればいいと思ってるんでしょ?

みたいな事態が発生しますゆえ。w

ごめんなさいは、必要に応じて使うけど、
それがオチにはならない喧嘩のしかた。

どちらのきもちも、あってしかりよね、というスタイルの喧嘩のしかたが、関係を維持、発展していく際には、使えるんだよね。

むしゅこが最近『仲直りしよ~』という言葉をよく言うようになり、そういえば、と思って書いてみた。

『ぼくはこのおもちゃほしかった。』
『わたしもほしかった。』

『へえ、そうなんだ。』
『へえ、そうだったんだ。』

そんな世界が彼の周りに広がればいいなぁなんて思う。

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