アメリカなな記#2 ロスに立つ
前回「#1 太平洋を渡る。」→の続き
4年振りのロサンゼルス。
肌寒い。
アメリカ大陸に着いたとはいえ、
まだ安心してはいけない。
英語力が試される、あの入国審査がある。
もはや受験の面接と言っても過言ではない。(過言)
幸い、僕は実家で必死でシミュレーション予習していたのと、当時未成年ということもあって、ぶっきらぼうな入国審査官の対応も意外とすんなり行けた。
叔父は、僕とは別の列に並んだので心配だった。
入国審査ゲートを出て、「Welcome!」とかプラカードを持つ人混みの隅で、叔父を待つことにした。
5分...10分......20分...........
30分ほど経ったころ、
叔父は、疲れた表情と苦笑いとが混ざった顔でゲートから出てきた。
審査官の質問に合わない返答をしてしまったのだろうか。
別室に連れて行かれてスーツケースの中まで調べられたらしい。
まぁ、とにかく。
これで2人とも無事(?)に入国手続きが完了した。
ひと安心。
次の乗り継ぎまで少し時間がある。
ロビーを歩いていくと、見慣れたものが目に入った。
牛丼。
ロサンゼルスに来て初めて見た食べ物が牛丼。
ハンバーガーより先に牛丼。
JAPANESE GYUDON.
次回、
「アメリカなな記#3 ホストファミリー(仮題)」
当時の書き溜めた日記から公開できそうな部分をつづります。
随時更新予定。お楽しみ?に。
出典:アメリカなな記(2018)
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