ユメコ / 人格さん紹介

書いたとばっかり思ってた、。

□ユメコ 女児
ゆめちゃんは、天真爛漫、可愛がられるのが得意、甘え上手、遊ぶの大好き。
いちごが好き。

入院時、帰り際、お医者に母が何か質問をしてそれに対してお医者が曖昧な返事をしながら小首を傾げた途端、ゆめちゃんスイッチオン。
何かの遊びと思ったのか、先生の真似をして小首を傾げる。
先生も面白がって反対側に小首を傾げる。
ゆめちゃんまた、真似をする、のラリー勃発。笑

これも入院時。
風がとても強かった日。
外出届を出して、少し歩いた先の大きめのスーパーに行った。
31アイスクリームがあった。
目が離せない。
まぁ、自分へのご褒美にと、アイスを買った。
食べたのはゆめちゃん。取られた、。。

帰り道、ご機嫌ゆめちゃんだったのが、風が強くてほこりが目にはいる。
「ゆめちゃん痛いのやっ!」
そう言ってどこかへ行った。
そうかい、私が痛いのはいいのね、。。

*

そんなゆめちゃん、私がDIDの診断を受ける決め手になっていたりする。

主治医の診察の日に、何かで母が同行したのだけど、母、足の指の骨を折っていた。
先に診察室へ入って普通に話していた私が、母がよたよた診察室に入った途端、甘ったるい声で「だいじょおぶ?」と、ゆめちゃんに人格交代をしていた。
(その際、複数人に交代したようなのですが良く覚えていません)

それで主治医の先生が「くるくるキャラクターが変わる感じですね」と。
それ以前から続けていた、日常メモを読んでもらっていたこともあって、DID、解離性同一性障害です、と確定的な診断が出ました。

ちなみに私は解離性同一性障害メインの双極性障害持ちです。
躁鬱と思われていた症状事態が、それぞれ別人格の可能性もあるとの事です。
自分では良くわかりませんが、。

*

さて、可愛い可愛いゆめちゃんですが、彼女の持つ記憶はちょっと切ないものとなります。

幼稚園の頃、帰りにケンタッキーで手も口もベタベタにして食べたクッキーがとても美味しかったこと。
その記憶を大切に大切にしていること。
それはつまり、そんな些細な記憶が彼女の心を支えていたことに他なりません。

かけっこするのに必要な運動靴を買って貰いに出掛けた先で見つけたピンクの可愛いヒール付きのお出掛け用の靴が欲しくてねだったら、父に酷く感情的に怒られ不機嫌にさせたこと。
(「今日は運動靴を買いにきたんだ!」と、スポーツに関することは自分が主役だと思っている父のおかしなところ。)

その後、親戚の誰だったかに似たような靴を買って貰い、それがとてもとても嬉しかったこと。

彼女は愛情に飢えています。
それが故に、笑顔を振り撒き可愛い態度を取り、周囲からの庇護、愛情を求めています。

幼いながら、どうすれば他人から愛情を引き出せるのかを知っています。
それはつまり、当たり前の愛情を、当たり前に与えられてこなかったから。

ゆめちゃんに関しては、たっぷり甘やかしてとことん可愛がる。
これにつきるかと思っています。

各々の人格さんに個々に対応することが、日常を円滑にまわすことに繋がると思い、日々過ごす毎日です。

その点で言えば、ゆめちゃんは大丈夫な子かなと思っています。

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