装飾とデザイン 縄模様 (読書メモ)
たとえば三重県伊勢市にある夫婦岩を結ぶしめ縄のように、造形の始まりは、単純な形を自然に付け足すことから始まったようだ。この縄が大自然と生活の場所の間に「結界」をつくっていて、人々の生活空間としての「ここ」が限定されている。自らの命さえ危うい環境の中では、冒険や征服よりも切実な願いだったのだろう。人々の心の錨(いかり)は「装飾」によって表されてきた。
ここでいきなり装飾という単語が出てきたように思えるが、造形デザインと装飾は互いの対比・均衡によって成立する。つまりどちらか一方では成立しない。確かに乳母岩のしめ縄は海面上でしっかりとデザインされているし、リボン装飾として岩と岩を結びつけて引き立たせている。
(『装飾とデザイン』山崎正和 2007年 中央公論社 参照 )
〜 メモ 覚えておきたいこと 〜
「飾ってるだけ」って思われがちだけど装飾には用途に沿う意味があったり願いが込められていたりする。「ただ目立つだけで何の役にも立たないから要らないの」などと言いきれない大切な「かたち」である装飾は何万年も昔からモノに埋め込まれてきた。そして、これからも新しい装飾が生まれ続ける。
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