あわい
歪なピースがひしめき合う
摩擦による微熱に慣れた頃
変幻自在のジェルのように
詩はすぅっと浸透してった
もう隙間があっても怖くない
凸凹した表面は平らになって
寒天包(くる)む白蜜の豊かな透明度
みんなひとつになった
窓硝子を揺する
あの風が止んだ
歪なピースがひしめき合う
摩擦による微熱に慣れた頃
変幻自在のジェルのように
詩はすぅっと浸透してった
もう隙間があっても怖くない
凸凹した表面は平らになって
寒天包(くる)む白蜜の豊かな透明度
みんなひとつになった
窓硝子を揺する
あの風が止んだ