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母が手掛けているエコ・ブランドについて

Hello again! It’s nana 🌈

今日は私の母が手掛けているエコ・ブランドについてシェアしたいと思います!

このブランドで、蜜蝋ラップ布ナプキンを始めとする、エコ商品をプロデュースしています。

また、現地の人々を雇用したり、環境団体に売上金の一部を寄付したりすることでローカル支援に取り組んでいます。

母の仕事を手伝いながら、勉強してきたことがたくさんあるので、それらを将来ピックアップしたいと思います!

事の始まり

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母は私たちがオーストラリアン・インターナショナル・スクールでマイクロプラスチックについて学び、そのことを家で話したことが衝撃的だったそうです。

当時は、お弁当をジップロックに入れて持って行き、使い終わったジップロックは捨てていました。

マイクロプラスチックの話をする子どもに、ジップロックに入っているお弁当を持たせるのがとても嫌になったそうです。

母はネットで調べて、蜜蝋ラップというサランラップの代わりになる食品用のラップを見つけました。

バリ島の老舗オーガニックフード店に、蜜蝋ラップがあり、それを使ってみたのですが、パリッパリで全然使えませんでした笑。

「なんなら自分で作ったる!」と言い、ネットで調べて私たちのために作ってくれました。

あまりにも使いやすいので、いっぱい家で作っていくうちに、友達に売ってほしいとリクエストが多数来たので、マーケットに出してみました。

思ったより人気だったので、少し続けることにして、今に至ります。


母が大切にしているポリシー

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母はできる限りバリ島で材料を揃えて、商品化することを心がけています。

そうすることで、材料の産地をハッキリすることができ、お客さんの信用にもつながります。

また、バリ島で材料を揃えることで、現地の人々のサポートにもなります。

母が蜜蝋ラップを作るのに使っている蜜蝋は、バリ島東部の養蜂農家から買い取っています。

ローカルの材料屋さんで売っている蜜蝋が蜜蝋にしては真っ白で、ダメだと思った母は時間をかけ、数少ないバリ島の養蜂農家を探し出すことができました。

そこの養蜂の仕方は自然任せなので、蜂に負担がかからない地球に優しい養蜂農家です。

この養蜂農家について近いうちにシェアするので、楽しみにしていてください!

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商品プロデュースにもこだわりがあり、全て手作りすることに決めています。

確かにエコ商品を下ろしているお店から買って売った方が楽です。

しかし、手作りすることで独自のデザインやアイディアを形にすることができ、改善する点も素早く見つけることができます。

母は最初に自ら商品を作り、実際に使って不便だと感じるところを少しずつ改善していきます。

完璧な形になるまでは絶対に商品化しないルールです。

最近では全ての商品を母一人で手作りするのは無理なので、現地の仕立て屋さんを雇用しています。

また、売り上げ金の一部を環境団体に寄付しています。

寄付している団体は、コモドドラゴン保護団体珊瑚礁保護団体ウミガメ保護団体です。

コモドドラゴンはどうやら見た目が怖いので、寄付金がなかなか集まらないと聞き、そこにも寄付することを決めました笑。

このような環境団体とのつながりも大切にしており、イベントに招待された時も必ず参加するように心がけています。


余談ですが、母は自分のことを「ファウンダー (founder) 」と名乗ることが嫌みたいです笑。

名刺を作るにも、自分がどこのポジションにいるのか決めたくないらしく、未だに名刺は制作中です。

正真正銘のファウンダーですが、商品デザインの方が楽しいらしく、スタッフからファウンダーまでの役割を果たしているのでタイトルを付けたくないそうです。

インドネシアでは、誰もが自分のことをファウンダーと名乗るので正直私たちはそれとは違います笑。

ちなみに私も最初から母の仕事を手伝っているので、すでに正社員並みですが、自分のことを「コーファウンダー (co-founder) 」と名乗りたくはありません。

よくプレゼンの手伝いをするので、どちらかというと 「クリエイティブ・ダイレクター (creative director) 」の響きの方が好きです笑。

それでもまだ自分たちにタイトルを付けることが嫌なので、名刺は名前だけにするかと相談しています笑。


なかなかめげない超ポジティブ思考な母

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今だからこそ笑って話せることがあるのですが、母が6ヶ月ほど毎週3回ペースで、「商品を置いてほしい」とお願いしに行ったお店があります。

それは母が一番最初に蜜蝋ラップを見つけた老舗オーガニックフード店です。

最初は門前払いで無視されることが毎日だったみたいで、よくメールで「今日もダメだった」と言っていました。

何回行っても「あーまたあの人だ」と呆られていたそうです笑。

それでもそこに通い続けること6ヶ月

やっと話が聞いてくれるとのことで、大喜びしました。

無事に商品のプレゼンも上手くいき、今ではほとんど全商品置いてもらっています!

母の商品がすごくお気に入りのようで、今ではオフィスに行くたびスタッフ全員が話しかけてくれるようになりました笑。

そこから取扱店が徐々に増え、最近では Amankila に置いていただけることになりました。

母は英語もインドネシア語も出来ないのに、何でも勢いで乗り切っています。


私が勉強したこと

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一番最初のマーケットに出した日から私は母のサポートをしていますが、勉強したことがたくさんあります。

確かにIBで忙しい時に手伝わされた時は母のことが大嫌いになっていましたが、母は次何をしだすか分からなく、心配だったので嫌々手伝っていました笑。

でもこの経験が今の私にすごく生きています。

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まず最初に、手がかなり器用になりました笑。

コマ結びも出来なかった私でしたが、今では祖母に褒められるほど器用になりました。

商品の包装やボタン付けなどをしてきたので、自分ながら前よりは器用になったなと思っています。

また、取扱店との打ち合わせやプレゼンを通して、コミュニケーション力が伸びました

環境問題の話題を始め、サステナビリティについての話題や世間話などスムーズに会話できるようになりました。

そんな中一番勉強したことは、ビジネスのノウハウです。

最初からビジネス未経験の母のそばで見守ってきたので、実践してビジネスを学ぶことができました

今ではどうしたら賢く、効率の良いビジネス展開ができるのか分かった気がします。

理系の教科を学校で選択していたため、ビジネスとはかけ離れたことを学習してきました。

しかし、母の仕事について行き、そばで仕事を見学するうちに経営法を勉強することができました

とにかく勢いで進んでいく、ポジティブで都合の良いことしか耳に入れない母を心配していましたが、これぐらい前向きにいることの大切さも勉強しました。


そんなこんなで今日も母のお手伝いをしていますが、子ども二人を育てながら一人でここまでよく頑張ったなと思います。

よくもまあ一人で海外でさばいてるなと、たくましく思っています。

母は呆れるほどの超ポジティブ人間ですが、その勢いで世界進出してほしいです笑。

私も母にインスパイアされながらここまで来たので、この経験をさせてくれたことに感謝しています。

↓ 母のブランドの Instagram です!ぜひチェックしてみてください!

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!⚡️


Talk to you soon!

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