⑲ 【裁判編】本人尋問で腰を抜かした弁護士のお話し(´Д` )
まず、
本人尋問とは何かを簡単に説明しましょう👇
※「本人尋問」とは、当事者本人が裁判所に出頭して、代理人や裁判官からの質問に答えるものです。
◎これまでのお話しはこちら⬇︎
今回の損害賠償事件は、刑事事件ではないので検察官の出番はなく、裁判官の前で兄の弁護士が私に、私の弁護士が兄へ、公開されている法廷で直接質問をすることになる。
まず最初に、この事件の当事者となる兄と私は,尋問に先立って宣誓をする。
宣誓では、裁判官に向かって中央に兄と私が並んで宣誓書に従い、
『良心に従って真実を述べ,何事も隠さず,
偽りを述べない旨を誓います』と
声に出して宣言するのだ。
この法廷で、私は、久しぶりに兄と顔を合わせたので、二人並んで宣誓をする時も、
とても気まずかった。
法廷で行われる「本人尋問」
生まれて初めての経験である。
こんな時、頼りの綱は…
何と言っても
私の代理人である弁護士先生だったはず…
なのに…( ̄O ̄;)
この尋問が行われる日まで、私と弁護士軍団は綿密な打ち合わせを重ねていた。
最初は、右も左も分からなかった私も、尋問が行われる意味や進め方を理解しながら、質問が予想される項目を挙げて、実際にロールプレイング形式で練習したりして、万全の体制まで詰めていた。
そして、この過程の中で、私の弁護士軍団の中心の先生は、相手方である兄の弁護士のことを
「田舎の弁護士」
とバカにしたように何度も言っており、
自分は大都会のど真ん中の最先端にいるんだ…
と言わんばかりに自信満々の様子だった。
(※ちなみに、兄の弁護士は熊本で、
私の弁護士は東京新宿。)
私としては、
田舎とか、都会とか、
関係ないやん!
って思ったけど、この時の私は、
弁護士先生に対してとても気を遣っていたし、
緊張していたので、自分の心の声をぶつけることはできずにいた。
そして、この台詞を聞いている時や
それ以外の弁護士先生の言動にも、
私は違和感を感じる所が多々あって、
なんだか嫌な予感もしていたんだけど…
まさか、
その予感が的中するとは(@_@)
話しを戻して、宣誓が終わると、
兄の弁護士から私への質問が始まった。
私は、本当のことを答えるだけでいいんだと
思っていたので、特に緊張することも困ることなく、宣誓どうり本当のことだけを淡々と答えていく。
そして、次に、
私の弁護士が兄へ質問していく。
すると、弁護士の質問に対して、兄は信じられないような攻撃的かつ生意気な態度で
「はぁ? それなんのこと?」
「あんたは何の為にそんな質問をしてるの?」
「そんなの知りません。」
「そんなのあんたの、たわごとだ」
「あんたに答える義務はない」
などなど…
暴言の数々。
兄って
ここまで性根が腐っていたのか!
と、私も驚いたが、弁護士先生は、
もっと驚いたというか…
その暴言に、
完全に
びびってしまったのだ!!!!!
兄の返しに対して口ごもってしまい、
焦って何を言ってるのか分からない状態に。
その気持ち…
分からない訳じゃないけどさ、
弁護士先生、
あんたはプロじゃないかぁ〜!
そんなことでびびって、どうする!
あんなに大口叩いてたやんけ〜〜💦
って、ホントは言いたかった😂
結果的に、バカにしていた
「田舎の弁護士」の方が活躍し、
プライドを持って仕事をしていたのだ。
尋問が終わった後、私の弁護士先生は、
とてもバツが悪そうにしていて、
意気消沈しており、
見ていて気の毒なくらいだった。
なので、その日の失態について触れると
プライドを傷付けると感じた私は、
まず、お礼の言葉を述べ、何気ない感じで
弁護士先生を元気付けたことを憶えている。
でも、
なんで私が元気付けるんじゃい!
って、自分に突っ込み入れたくなるよね笑。
そして、
その後に行われた打ち合わせの日、
その弁護士先生は
「腰が痛くて立てない!」と言って
いきなりの当日ドタキャン。
まさに、腰が抜けたのだ!!!
やはり人間は
「謙虚」
という気持ちを忘れるとロクなことにならない。
この弁護士先生は、
人間を「田舎」とか「都会」
で差別した上で、自分の方が上だとおごり、
人を見下すようなことをした報いを受けたのだと思う。
この後、この弁護士先生は驚くべき行動へと
歩んで行くことになるのであった。
ホントホント、信じられないくらい
びっくり行動に出ます😆
続きは次の記事にて✍️