㉑【裁判編】父と会わせなかった兄への損害賠償請求訴訟の「本人尋問」のハナシ。
◎前々回のお話しはコチラ ⬇︎
前回のお話しはコチラ⬇︎
まず、本人尋問とは、
当事者本人が裁判所に出頭して、代理人や裁判官からの質問に答えるものだ。
よく、テレビドラマなどで見る法廷のシーンを想像してもらったら分かりやすいと思う。
この本人尋問、普通、なかなか経験する人はいないと思うが、
私も、全く初めての経験で、
まさか!自分が法廷の中に入るなどとは
想像もしていなかった。
そこで、弁護士軍団に促され
「尋問への答え」を練習をすることに。
私としては、何を聞かれても正直に答えればいいだけだと思っていたので、
練習は必要ないと感じていたのだが、
結果的には練習することを受け入れた。
なんせ、弁護士と面談みたいなものをすると
1回に付き、弁護士1人15,000円の費用が
かかる上に3人がかりになると、
それだけで45,000円請求されることになる。
そういう打ち合わせが何度もあるのだから
たまったもんじゃない😂
でも、弁護士達は初めて経験する私が心配だったのだろう。
尋問されることが予想される例文をたくさん作ってきて、
その問いに対する、
自分に有利になる答えを話し合いながら、
的確に答えられるように練習した。
そのようにして、
万全の大勢で臨んだ本人尋問だったのだが…
前回、前々回の記事で書いたように、
弁護士は兄の勢いに押され腰を抜かし、
その後、
うつ病だと言い出して逃げ出したのだ💢
だが、私個人としては、
兄の弁護士と裁判官に聞かれたことに対して、
毅然と落ち着いて答えることができたと思っている。
その場で「作り話」や「嘘」を答えるのならば、
焦ったりドギマギしたりして
失敗したかもしれない。
でも、本当にあったこと、
本当に思ってることを答えるのならば
簡単に言葉が出てくるものだ。
兄の代理人弁護士は、
生前の父が経営者だった頃、
会社の顧問弁護士だった人で、
私が、離婚後の裁判の時に、東京の弁護士を紹介してくた人でもあり、以前から私も顔見知りでお世話になった弁護士だった。
まさに、
「昨日の友は、今日の敵」
という訳だ。
なので、尋問されている時、
私が不利になるような意地悪な質問を、
攻撃的にしてきた時は、とても複雑な気持ちになったことを憶えている。
でも、私は、
父との付き合いも長く、
父を良く知る人だからこそ
自分の父に対する想いをこめて、
真実だけを訴えた。
一方、兄の尋問中の様子は、
私の弁護士を馬鹿にした様子がありありと分かるくらい
質問を質問で返したり、
「はぁ?」 「何が?」 「何言ってんの?」
という返答をして
ほとんどまともに答えることはしなかった。
そして、たまに答える姿勢を見せた時も、
”よくそんなに平気で嘘が言えるな”
と驚くくらい、嘘をペラペラと喋っていた。
これは裁判後に弁護士軍団の一人である
女性弁護士から聞いたのだが、
一般傍聴席にいた数名の人達が、
私の話しを聞いて泣いていたそうだ。
きっと、
その様子は裁判官にも見えていただだろう。
裁判官と言えども、
私達と同じ感情を持った人間である。
いくら感情を挟んではいけないと分かっていても、
その様子を冷静に判断する感情は持っていると信じていた。
だが、この裁判の結果は、私の願いを叶えることができない残念な結果となった。
父を間接的に殺し、
自分が会社の社長になって天狗になり、
誰の言うことにも聞く耳を持たない兄に、
裁判所という「公の場」で、
間違っていることは間違っている、
と教えて欲しかった。
そして、このまま兄が間違った方向に暴走していくことをくい止めてもらい、
兄が真っ当に生きていけるように導いて欲しかった。
どうして、
この切なる願いが裁判官に通じないのだろう…と、その当時は憤りを感じたものだ。
◎この裁判を起こすにあたっての
私の想いを書いた記事はコチラ⬇︎
世の中は「不条理である」
この時は、
この言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡り、
本当に
腐りそうになった。
この裁判の結果と、
その結果に行き着くまでの苦しく悲しいお話しについては次の章にて📝
◎損害賠償訴訟を行う決意を書いた記事は
コチラ⬇︎