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【旅行編③】vol.1お遍路に行った私から、お遍路のススメ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪〜きっかけ編〜

私は、母を自殺という形で亡くし、父とも会えないままお別れしてしまい、
その後、兄との裁判という長い戦い…。  

今、振り返ると、良く頭がおかしくならなかったな〜と思うくらい辛い時期が続いていた時、お遍路へと導かれ、四国八十八ヶ所を息子と共に巡ることとなった。

今日は、そのお遍路に行くキッカケとなったお話を書こうと思います📝



辛い日々の中、ある日、急に

四国に行きたい!


という気持が湧き上がってきて、まずは、
うどんの国と言われている香川県の高松
行くことにした。

その時は、四国に行くのも初めてで、
うどん屋めぐりをしたいという、
本当にちょっとした観光目的だった。

違う場所の空気を吸って、気晴らしや気分転換したいという気持ちがあったのだと思う。



高松に着いて、あちこち「うどん屋めぐり」を堪能し、その日の宿、高松の琴平町へ向かった。

琴平町は金毘羅こんぴらさんで有名な場所である。

金毘羅さんの奥宮に行くには

1,368段


の階段を登らなければならない。


気が遠くなるような段数だ😵

この階段は、ほんの一部💦
長い長い階段です。


だから、この時はまだ金毘羅さんに行くかどうかは決めかねていた、ヘタレな私^^;



宿に着くと、部屋の担当になった仲居さんが

「今夜は金毘羅さんのお祭りがあるんですよ〜」

と言ってきた。

私は、お祭りなんて全く知らずに来ていたのだが…

更に、仲居さんは

「金毘羅さんへの、あの長い階段を登って行か  なくても、今夜は、神様の方から下まで降りてきてくださる日なんです。

だから、今夜は、こちらから登らずにして神  様にお会いできるという特別な日なんです。」

と付け加えた。

私は、宿に着いたら、その後は外出せず、
ゆっくりまったりするタイプなのだが、
そのありがたい貴重な話しを聞いて

是が非でも行きたい!!!


と思い、食事の時間を早めてもらい、
食後、少し休んでからお祭りの場所へと向かった。



すると、驚くことに、馬や神輿や平安時代の格好をした人々の行列が、1,368段の階段を降りてきていた。

そして、街を練り歩いて終点の御本宮へと向かうのだ。

1,000段以上もある階段を
馬も降りてきます😵


とても幻想的で、初めて見る厳かな雰囲気の祭りだった。

私が好きな平安時代の装い♡
白馬さん、
がんばって階段を降りてきました。
こちらが最終地点の御本宮⛩
翌日にこちらで祈りや唄や踊りなど
行われていました。


この祭りを眺めながら私は、何かとても強い
メッセージ的なものを感じて、 
胸が高鳴りドキドキしていた。

この日は「こんぴらさんの日」

ということだったが、

私は、金毘羅さんのことは何も知らず、
考えずにこの地に来たのに…

神様の方から降りてきて下さったこの日、
自分がここに居るということに、  
何か運命的なものを感じざるおえなかった。



翌日になっても、私の胸の高まりは収まらず、自分の顕在意識では、

さぁ〜今日も遊ぶぞ〜!

と思っているのに…


その奥深くで騒ついている潜在意識は


「もう自分が本当にやりたいこと、

行きたい所をあなた自身わかってるんでしょ」


と、言わんばかりに私を突き動かそうとする。


私の気持ち…そのザワつきとは何ぞや⁈

それは、

”お遍路の旅に出たい”


ということだった。

でも、私はその想いを息子に言い出しにくい気持ちがあって、なかなか話せずにいた。

まだまだ若い息子に、お遍路なんて言っても
嫌がるだろうな〜
と思っていたからだ。

でも、こうなるといつも私は自分の気持ちを
無視することができないのだ。

そこで知恵をひねって

「ねぇ、〇〇寺に行ってみない?」

と言ってさりげなく誘ってみると、

観光でお寺や神社に行くことは良くあるので
息子も喜んで行ってくれることに♪



最初に向かったのは 

88番 大窪寺(おおくぼじ)というお寺。

88番というのはお遍路の最後の番所なのだが、通常、お遍路を1番から周る場合は徳島県からのスタートなる。

でも、この時、私が居たのは香川県だったので、最後の番所である88番からのスタートとなった。

88番から反時計回りに1番に向かって周ることを、

逆打ち


といって、時計回りに1から順番に回る遍路より、3倍の功徳を積むことができるのだと、
お寺の住職さんに聞いて初めて知り…

お遍路なんてやるつもりじゃなかった私なのに、自然と「逆打ち」へと導かれていたのだと驚いた🫢

ここから、87番、86番…へと逆打ちお遍路の旅の始まり始まり〜〜〜♪♪♪

と言いたい所だが

次回は、全く乗り気でない息子を、ケンカしながらも、その気にさせる所からはじめよう笑。

◆「お遍路」とは、約1200年前に弘法大師(空海)が修行した88の霊場をたどる巡礼のことで、お遍路する人のことを「お遍路さん」と呼びます。巡礼の旅は徳島からはじまり、高知、愛媛、香川の順にめぐるもので、世界的にも珍しい「回遊型」の参拝ルートが特徴です。その道のりは約1400kmにも及び、すべての札所を巡拝することで願いが叶ったり、弘法大師の功徳を得られるといわれています。

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