わたしの実家の謎。
まあ、謎でもなんでもなく、父親に聞けば解決することなのですが。自分から父親に質問するということが未だ勇気がいるのですよ。それでもって、自分なりにアレコレ調べて考えること自体が好きなのでそうしてみました。
あ、これからご飯時間です、という方は注意です💦
わたしの実家は未だ、「ぼっ○ん便所」です。溜まったら、汲み取り屋さんに電話して汲み取りに来てもらいます。
わたしの父親、祖父は大工です。実家は祖父が建てたようです。
人の家のリフォームなどをしていたのかな?という時期があり(父親とわたしの間には会話らしい会話がありませんので憶測です)、その時わたしは何故、自分の家を綺麗にせずに、人の家ばかり綺麗にしているのか不思議でした。「水洗トイレなんてあんなもんは… 」と、ぼそりと言っていました。父親なりの何か信念があるのでしょう。(調べたら何故水洗トイレが普及したのか、なるほどと思う情報がありました。)
実家のトイレは恐怖です(笑)。虫が湧きます。それでも水洗トイレにしない理由は何なのか、謎です(泣)。
母方の祖母の山奥の家のトイレもまた、恐怖です。
もちろん、ぼっ○んです。しかも、汲み取り屋が来ていたのかは…謎です。(こえだめ?)
子供心にこのトイレの穴に落ちたら、生きて帰って来れないなと思いながら用を足していました。虫が上に這ってくる壁がないのか何なのかはわかりませんが、山奥のトイレは虫が湧いてきたことはありませんでした。その点は良かったです。
トイレの謎は以上です。
次はわたしの友達からみたときの、わたしの家の謎、という話です。
友達がわたしの家に遊びに来ると、殆どといっていいほど聞いてくる事があります。
「これ、なあに?」
それは、階段にあったり洗面所にあったりトイレにあったりするもので、わたしは生まれも育ちもその家なので、聞かれるまであまり気にしていなかったのですが。(親に聞いた覚えはかすかにあります)
友達が指差したそれは、かまぼこ板の薄いバージョンの板に、筆と墨で書かれた標語のようなものでした。祖父が書いたものと思われます。
階段には
心が軽い人はその様に上がるでしょう(うろ覚え)
とか
洗面所には
心が美しい人はその様に使うでしょう(だったかな?)
とか、
トイレには
後の人の為に綺麗に使いましょう(ほぼ忘れた)
とか。
確かに、なかなか、ないかもしれません。友達にとっては謎の物体でしたでしょうね。
次の謎はわたしの家だけではないかもしれません。
二階には神様の部屋があり、右側には仏壇、真ん中は「おおきいかみさま」、左には「ちいさいかみさま」がいて(うろ覚え)、1ヶ月に一回かな?に、お参りをします。夜、家族全員がその部屋に集まって、父親が、「はい、今日は○ページ。」と言って、紫色?のA7サイズ位のお経?の本を配り、そのページを開き、皆で唱えるのです。
あれは一体、何だったのだろう。
子供の頃の記憶をたどります。
かんながらたまちはいませ
あまつことのよしお
はらえたまえきよめたまえ
かしこみかしこみもうす
調べたら、(聞いた方が早いよ、と突っ込まないでください笑)
禊ぎ祓い祝詞でした。
A7サイズの冊子に書かれていたものは、さすがに覚えていません。それが何なのかは、父親に聞くしかなさそうです。
そんでもって。(←コレ方言?)
子供の頃、頭が痛いと祖母に言うと、「おじょうれいするよ」と言い、向かい合って正座して、お互いにお願いしますと一礼し、祖母はわたしの頭の上に手のひらをかざし、しばらくそのまま。祖母は目をつむっています。そのうち、身体がぽかぽかしてきて眠気も出てきて、ほわ~んというかんじになります。そしてありがとうございましたとまた一礼して終わります。
治ったー!と、いうわけではないのですが、ほわ~んとなるので気持ちいいというか、緩和されたというか。
風邪で寝込んでいるときも同じように頭に手をかざし、右手がつかれたら左手にかえてかざしてくれましたね、そういえば。
低学年くらいまで、コインのようなものがついたネックレス状のお守り?をつけていました。
調べたら、(聞け!)「おひかり」というものだったらしいことが判明。ちょっと感動。謎が解けた!
その後は家庭内でもめ事があり、皆でお経?唱えたりする事はなくなりました。
祖父の建てた家は、庭の面積は小さいけれども、松があり、八重桜があり、ブドウの木があり、ツツジがあり、ホウヅキがあり、スズラン、スイセン、チューリップなど。珍しいのは砂場があり…本当は祖父が池を作るつもりだったらしいです。
今はもう全て伐採して、家庭菜園になっています。
祖父の残した家を父は今、ひとりで守っています。
うーーん。
聞いてみるかぁ。
20210214 あ、バレンタインデーではないか。世間では。
いろいろなないろ
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