【地球のイマの第７文明はね〜とある宇宙人のお話〜】

お日さま昇る
美しい

2024年
師走

この文明も
とうとう
2025年目を
迎えようと
しているね

ま、紀元前を加えると
もうちょっと
長いけどさ

たしか、ココって
第７文明だっけ

だよね

地球暦 46億年

この星に
今日の今日まで
ぜんぜん
文明なんて
うまれなかった

な～んて
まさか思ってないよね

たしかに
あったのだよ

そっ
あったのさ

そう
考古学的にも
不可解な遺物

って

そりゃもう
数え切れないくらい
発見されてる

ってこと
知ってるよね

その遺跡の
不思議の数々が
あまりに凄すぎて

あえて調査しないのか
最高機密にしているのか
それとも
思考停止しているのか

どういうわけか
不明指定になってる
みたいだけれどさ

まぁ
それはそれとして

地球上で栄えた
かつての
文明ってぇのは

その都度ね
最高度に
発展した段階で

なぜか、いつも
滅びてる、のさ

しかも滅び具合が
徹底的なんだよ

たとえばさ

その文明が作りだした
大量破壊兵器でもって
互いに攻撃しあって
全滅したりさ

そ、跡形もなく！

ある文明では
物質欲に溺れた人間たちの
あまりの傲慢さ不浄さで
地球そのものが
オエッ、って
断固、拒否反応！
ってなって
まるまる大陸ごと
海に沈んじゃった！

な〜んてこともある

えっ、なになに

テメェは、陰謀論者か？
あることないこと
勝手なことしゃべりやがって！

って？

いや〜、ソレソレ、陰謀論！
出ると思ったよ
流行ってるもんね〜

ま、キミたちが
どう思おうとさ
事実は事実だからさ

そ、事実

あ、ソレはそうと

キミたちの
この文明ね

たったイマの
この文明ってさ

なんというか

気のせいかな

どちらのケースにも
当てはまってる

ような
気がするんだよね〜

〜『小説・思念の門〜かくも多岐にわたるものなのか〜市川翔の見た世界(1)』より一部抜粋〜