ななのルーマニア シビウ日記 part.3 ご飯
毎朝、スパイクが鳴きながら部屋のドアを引っ掻く音で目が覚める。ドアを開け、ベッドに戻るとこの子もついてきて、ぴたっとくっついて離れない。東京に帰りたくない!
1日1日が信じられないほどのスピードで過ぎ去っていく。朝が来て、夜が来て、また朝が来る。あの出来事は昨日だった?それとも一昨日?出来事の順序の記憶が少しずつ曖昧になっていく。肌が少しずつ黒くなり、熱を帯びてジワジワと痛い。同じボランティアのダンサー/写真家のしんごちゃんに「黒くなった」とこれ以上ないほど冷静に宣告され無駄に傷つく。
今日はご飯について書いてみようと思う。私たち、インターナショナルボランティア(約30人)は有難いことに毎日ご飯が2食つく。ミールチケットが毎食分渡され、パノラミックというレストランに持っていく。時間がある時はレストランで食べ、ない時はテイクアウトも可能。
ランチはスープ・コールスロー・お肉。ディナーはサラダ・メイン(これもお肉の事が多い)・デザートと大体決まっている。
(写真はランチに出たチキン。こんな感じでポテトがついてくる事が多い)
レストランでは他の団体さんに出くわすこともある。丁度、隣の席でおじいちゃんの誕生日パーティーが行われていたことがあった。ケルト系の音楽が大音量で流れ、少人数が輪になり軽快なリズムで踊っていた。入れてもらえないかなぁ、と指を咥えて見ていると「あなたたちも入りなさいよ!」と誘われ
これが
こうなり
こうなった。
ダンスは国境を超える。美味しいものを食べたあとは尚更。
ボランティアオフィスからレストランは徒歩約15分。足が疲れていたり時間がない時は、目抜き通りでご飯を済ませることも多い。ほぼ全てのお店を制覇してしまった。常連のサブウェイ・スクリーンで注文するマック(ヨーロッパではポテトにマヨネーズが選べる!)・日本とほぼ同価のスタバ...。その中で、同じボランティアのライター美咲ちゃんとプチブームになっているのが
こちらの餃子パン。(美咲命名)揚げたパンの中にたっぷりチーズやチョコレートが入っており、ご飯にもデザートにもなり優秀だがどちらにしろカロリーの塊である。人間の顔くらいの大きさでボリュームたっぷりだけど値段は優しい4レイ(100円)。チーズの入っているものを注文すると3種類もあるという。Normal Cheese、Sweet Cheese、Salted Cheese。Salted Cheeseが今のところお気に入り。本当に時間がないときは、この巨大揚げチーズパンを口に咥え走っている。痩せた途端に太りそう。
シビウにしかないファーストフード店、Super Mamaも日本人ボランティアに人気。
このゲバブプレートが本当に美味しい。20レイ(500円)で3食分くらいの重さと勢いがある。ちなみに、よそってくれる人によってポテトやサラダの量が激増したり激減したりする。
... ね?
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