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空き家の解体作業で感じた「生きてる感」は、生きづらさ解消の助けになるかもしれない
こんにちは。
内観アートで自分を幸せにする専門家/七井美樹です。
先日、空き家再生コミュニティ「空き家レンジャー」の活動に参加してきました。
「空き家レンジャー」とは、全国の空き家再生や地域活性に挑む人たちが集まるコミュニティ。
といっても、私自身が空き家再生にものすごく興味があるかというと、それほどでもなかったんです。
「いつか、逗子とか横須賀とか三浦あたりで、カウンセリングルーム兼アトリエの拠点がほしいなぁ~」という気持ちだけはあって。
「空き家レンジャー」の代表をされている加藤太一さんは、私が参加している起業プログラムのメンター陣の一人でもあり、「おいでよ~」とお誘いいただいたので、鎌倉の古民家DIYにひとり参加してきた、というわけです。
行く前は、どんな作業をするのかさっぱりわからず。
「私以外、みんな仲良かったらどうしよ」
とか思いながら。
とりあえず防寒&動きやすい服装で。
行ってみたら、ガチの古民家DIYでした(笑)
「何やりたい?」って聞かれて、
「解体やりまーす!」と答えたんだけど。
いやー、重労働!!
初めて手にした「バール」とトンカチで
床の基盤の「根太(ねだ)」という部分を解体していきます。
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↓
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解体はまったくの初心者でしたが、
終わるころにはバールの扱いにも慣れてきて。
結果的にこの数時間の解体作業、とっても楽しかったのです。
なんでこんなに重労働なのに、楽しいのかな?って考えたら
「生きるって、汗を流して動くことなのかもしれない」
と思って。
頭脳労働ばかりだと、「生きてる感」を、だんだん感じなくなってしまうんだな、って実感しました。
アダルトチルドレンの私が、なぜこの記事を書いているのかと言うと、記事タイトルの
空き家で解体作業して感じた「生きてる感」は、生きづらさ解消の助けになるかもしれない
ということをけっこう本気で感じたからなんです。
私は代表の加藤さんに、「アダルトチルドレンっていう、生きづらさんがいるんです。私もそうなんですけど。生きづらい人が気軽に集まれる場所を作りたいんです」と伝えていました。
そしたら加藤さん、
「いいじゃない、やってみなよ!でも僕、生きづらいっていう感覚がわからないんだよね」とおっしゃって。
それはまぁ、そうだよな~って。
「ここへ来て、こういうことやりたい!って言ってみたら、いろんな人と繋がるかもしれないよ」
ともおっしゃっていて。
私のような人見知りが、「人と繋がる」なんて、怖いなーとも、思いましたよ、当然ね。
でも今回、実際に体を動かしてDIYしてみて、その間は、生きづらいとか、そういう意識はまったくなくて。
ただ楽しくて、心地よく疲れて、お腹すいて、しゃべって、っていうことを純粋に楽しむことが、AC回復のためのプログラムとしてすごくいいな、と感じたんです。
お昼は、みんなで持ち寄った具材で鍋を作って食べました。
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ランチタイムに私の自己紹介をしたら、
「この家も(交通の便が悪くて)行きずらいから、『行きずらいカフェ』とか楽しそうだね」なんて会話になったりして。
「私、アダルトチルドレンなんです」
「私、生きづらいんです」
なんて、以前は口が裂けても言えないと思ってたけど
この「空き家レンジャー」では、それを言っても全然OKな雰囲気で、
おもしろい意見も聞けたりする。
・いつ来ても、いつ帰ってもいい
・DIYやっても、やらなくてもいい
・遊んでてもいい
こんなゆるーい「空き家レンジャー」というコミュニティは、とても居心地がよいものでした。
空き家再生って、破壊と再生が同時に起こっている場所です。
古く使えなくなったものを壊して
基礎は生かしながら
より快適に過ごせるように
床や壁、什器を造り直す。
生きづらさんも
こうやって古くていらない自分を壊したり
純粋な魂を生かしたり
新しい観念を取り入れたりして
生きやすくしていけたら
いいんじゃないかって。
古民家DIYやってみて
すごく気持ちよかったのは
破壊と再生のサイクルが
アダルトチルドレンのレジリエンスと
生きやすさへの道に
通じるものがあるからかも。
そんなふうに、感じました。
ちなみに、「空き家レンジャー」は、参加者の名前を「好きな色」で呼んでいます。私は七井なので「なないろ」に決定!早い者勝ちで好きな色を自分の名前につけられますよ~。
「空き家レンジャー」のHPはこちら。
興味はあるけどいきなり参加するのはこわい…。どんな感じかこっそり七井に聞いてみたい!という方は、こちらまでお気軽にメッセージを。
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