『April Fools' Day』愚者のカードについて書いてみた
すっかり忘れていたが、今日はエイプリルフール。
ネタがないので嘘はつかつずに、タロットのfoolがfoolの日なので出せと言うので、タロットカードの話でも。
ちなみに、これは私なりの解釈であり、タロットカード全体の話とか、占い師全般がこの考え方をしてるとか、そういうものではない。あくまで、1つの物語に過ぎないということを先に言っておこう。
さて、まずは私のタロットカード0番目の「愚者」をご覧いただこう。(出るっていうので…)
彼女はとても美しく純粋な存在である。
愚者のカードはわかりやすい愚か者の例えに使われがちかな気がする。
そういった内容に引用されている愚者のカードの絵柄を良く見る気がする。
確かに、そういう意味合いが強いとは思う。
しかし。
この「愚者」というのは、ただの愚か者ではないのである。
このカードのNo.は0。ゼロというのはちょっと特別な数字なのだ。
私は0を「理の外」と呼ぶことがある。
foolのカードは不可侵の領域に居る。
真っ白であり、真っ暗闇でもある。
愚者が何も知らぬ愚か者であるからこそ、タロットカードの旅はスタートする。
愚者が最初から賢者なら、旅を始めもしなかったかもしれないし、最初から悪魔なら旅なんてかったるいことせず人を騙し縛り付けて遊ぶ方を選んだかもしれない。
愚かという名のスタート地点。
誰にも染まらないスタート地点。
始まりの時。
愚かであることを恐れず、知らないからこそ知っていく。
それには、そこ抜けた明るさと好奇心が必要な時だってある。
だからfoolはとても重要なのである。
愛すべき愚か者なのである。
ただの注意力散漫の悪魔の傀儡人間だの、死神に一度狩られるべきなのに、卑しく逃げ回って自己の清算もできない人間と一緒にされているのを見ると少しだけ腹立たしい。
そんなの続けている人間は塔の崩壊で一度ズタボロになる運命なので、愚者からは程遠いのである。
上に出した「悪魔」「死神」「塔」のカードは三恐。
カードの意味を知ってる人がスプレッドの中で見かけたら「あぁ……」て落ち込む人もいるかもしれない。
私はこの3枚も好きだけどね。
悪魔なんて私にベッタリだもん。悪魔にやれやれされてるの。(惰性のkoedananafusi)
死神だって「終わり」だけど「始まり」を連れてくるし、塔だって痛い目はみるけど崩壊し続けることはできないのだから、崩壊が終わったら、腐らず1からつくりなおせるってことなんだよ。
脱線した。
私の占いでfoolがスプレッドにやってくる時は、その先に多少コケても、道間違いをしても、スタート地点ということなのだ。ピカピカの始まり。
新しい始まり。
冒険のプロローグ。
foolだけでは愚か者で終わってしまうが、foolは成長する。0だから。吸収する。
そして周囲に他のカード達が寄り添う。
たくさんの経験や、助けや、困難が、foolを染めていくのである。
そうやって、たくさんの道を通って最後の「世界」のカードになる。
タロットカードの大アルカナはfoolが見てきた旅そのもの。
昼も夜も、幸福も不幸も、通ってくる。
小アルカナは感じ取ってきた感情や人間含む生物の営み、または得たもの失ったもの。
0番目のfool
彼女のように何も知らない人になり
今日の午前中楽しく過ごして
新しいスタートにスッキリ立てたら
いいのかもね!
koedananafusiは仕事でない仕事でタロットカード占いをしています。
とても、ふわふわしたものです。
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