替え歌の話~君は今も元気ですか?~
ふと思い出した。
小学生の頃。
学校で流行った替え歌。
それは、サザエさんのオープニングの替え歌。
それは、個性的な彼が元気よく歌っていた歌。
彼は元気に今も生きてるかなぁ。
『戦争しようと山まで出かけたら、戦車を忘れて、三輪車で突撃~♪あっちは戦車~♪こっちは三輪車ぁあ~♪だけど勝っちゃった~♪るるる~るるるる~』
『戦争しようと海まで出かけたら、潜水艦を忘れて、イカダで突撃~♪あっちは潜水艦~♪こっちはイカダぁあ~♪だけど勝っちゃった~♪るるる~るるるる~』
『戦争しようと町まで出かけたら、鉄砲忘れて、水鉄砲で突撃~♪あっちは鉄砲~♪こっちは水鉄砲ぉお~♪だけど勝っちゃった~♪るるる~るるるる~』
圧倒的、戦力差にも怯まず、しかも負傷者も少なそうな装備で、突撃をかまし、勝をとる。
多少の語呂悪さはあるが、良い歌詞ではないか。
歌詞を完璧に覚えているわけではないので、小学校以来、どうしてるか知らない彼がこれを見つけたとして、読んだ際に「僕ぁ、そんな歌詞で歌ってないっー!」って怒るようなら謝ろう。ごめんね。でも、楽しそうに歌ってくれたの憶えているよ。
調べてみると似たような替え歌が存在しており、もしかしたら歌っていた彼も何処かで聞いたものなのかもしれない。
けれど、これほど平和的なエンドはないようだ。
「だけど勝っちゃった~♪」にお茶目さと強者感がある。
「大丈夫、峰打ちだ」みたいな。
殺さずして勝つ。いいじゃないか。
戦争はないと勿論いいけど、そうなれなさそうなら、三輪車、イカダ、水鉄砲で突撃して、負傷者少なく勝ってしまいたいよね。
替え歌って、突如流行るけど、大抵内容物騒か、下ネタか、悪口だったりするよねぇ。
あの文化はどっからはじまったのか。
今も学校では、やはり、替え歌が流行ったりするのだろうか。
替え歌の内容に傷つかないでさ、言っちゃいけませんって言葉がなんか面白くなっちゃって、思わずケタケタ笑いながら、歌っちゃうような、そういう、世界であればいい。それを見て、くだらなーい、また言ってるーって野次を飛ばしつつケタケタ笑う世界であればいい。
悪い事も、嫌な事も、傷つく事も、何処かフィックションで、そういう世界もあるんだなって、遠いとこで見ていられたら、いいのになと思うよ。
とりあえず。
私は三輪車で突撃したい。
だけど勝っちゃった~♪
ってキコキコ三輪車。
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。