ねぇ、ちょっと、ちょっと
思いついた遊びは片っ端からやりたい。
ノる人が居ることはとってもとーーっても有り難い。嬉しいしね。
でも、誰もノらなくてもいい。それはそれ。
センチメンタル?な気分の朝から一変して、悪戯な気持ちが沸き起こる。
私の心模様はくるくる変化していく。
同時に対極の色を迎え、混ざり合うこともなく、広がっていく時もある。
『さっき、こんなこと書いて(言って)たのに…え?嘘だったの?』と思われたりするかもしれないが、全部本当なのである。
さて、懐かしの記事巡りをしていたところ
私の心の中に突如、降りてきたのが
「ねぇ、ちょっと、ちょっと、弱点教えて」
という会話文である。
デスクのクルクル椅子に座りながら、ポッキーを齧り、資料を見ていた私は、ふと思いついてしまったのだ。隣のデスクで真面目に、仕事をこなす人なら、何かしら答えてくれるんじゃないかって。
まるで、何て事はないように「弱点」という、普通、絶対に教えないことを聞いて、ケタケタと笑う私は、答えよりも何よりも、その、キョトンとした顔が見たいのだ。
私は考える。
私は「弱点教えて」としか言っていない。
「誰の」を指定していない。
けれど、大半の人が妄想の中で、自分の事だと思い、いやいや、そんな事は言えないよとか、あまりに突拍子もない質問に、怪訝な顔をする。
人に弱点なんて聞いちゃいけませんよ。と、知られるわけはないが、知られることを本能的に恐れ叱る人もいるかもしれない。
クツクツと笑いを噛み殺して、私は満足する。
猫が猫じゃらしに戯れるように、何でもないペットボトルの蓋で遊び出すように、私は思いついた端から勝手に楽しんでいるのだ。
それに付き合ってくれる人がいたりして、そうやって遊んでいたいのだ。
どの私が本当かって?
さぁ、どれも私達だよ。
「ねぇ、ちょっと、ちょっと、弱点教えて」