どの言葉も削れないとなった時、私はきっと物書きには向かないと思った。
「日本語変だよ」
と言ってくる人に対して
「そうね」
と返す。
わかる。
おかしな日本語の使い方をしている時がある。
正しい事を知る人からすると、かけ違えたボタンのように気持ちが悪いだろう。
それでも。
私のこの感覚を言葉にすると『こうなるのだ』と思う。
それを何処かに正式に出すとすると削られるであろう言葉達。
相手に伝えるために、伝わる文書にされる言葉達。
それは野菜をカットして、調理して、盛り付けて美味しくいただくのに似ている。
美しい文書というのはそれなりの対価が必要なのだ。(noteは無料でそれを振る舞うシェフが多いですね。有り難や。)
私が伝えたいのはその根についた泥を含めたそのままであり、それが口の中でじゃりじゃりしようと、それがそのものであり、それを感じてほしいわけで……
読み心地無視である。
味も無視である。
見た目も無視である。
そんな私が呟いたメモ。
今回書きたいと思っている物語がそのメモの内容なのだ。
メモを捜した。
もう半年は電源を入れていないであろう前に使っていたスマホ(ショップに持ってきはぐっている)のメール未送信に入っていたそれを見つけ出した。
『良かった…あった。』
画面を撮って一安心。
サッと電源を落とした。
しかし、あれ、撮れてない箇所が……と再び電源を入れメールBOXを開こうとしたら、何故かロックがかかりメールを開けなくなった。
一度きりのチャンスだったらしい……。(なぜ一度は普通にみれたのか、なぜロックがかかったのか………不思議)
実は自分の考える物語の全編を世に出すのを何故か凄く躊躇っているところがある。
書ききれないというのも怖いし、それはなんか大切なことなのだけれど………。
そういうことじゃなく何か躊躇ってきた。
昔から書き溜めた物語はいくつかあれど
どれも結末まで行っていない。
そして、どれもこれも『言葉は削れない物語』だから『推敲もしない物語』で読みにくいと思う。
凄く読まれたいわけじゃなくて、
でも読まれたらそれはそれで素敵で……
なんだろ?
この気持ちは。
でも、そろそろ何かは書こうと思って。
これもよくわからないけど、そう思う。
本当は『そのうちPC買えば〜そのほうが〜』とか思ってたけど、結局スマホで書くことになるだろうね。人差し指摩擦で指紋なくなるのでは?笑
近々なにか1場面で終わらない物を書く予定です。不定期にこの電子の海に流したい。
予定は未定です。意思弱めです。笑
その時、あなたが暇だったら読んでください。
題名は『砂鯨を追う』
結末はまだ白紙の物語。
誰も知らない宇宙の物語。
言葉は削れない物語。
推敲もしない物語。
私の宇宙の物語。
愛を込めて。
銀河の果から流れ着く物語。