バランスの話
《例えば》
逃げなきゃいけない状況の人は、もう足に力も入らないわけで『逃げろ』って言われても逃げられない。
だから、そっと手をとって『逃げよう』って言ってほしい。
出来ればね…。
でもさ、誰かを助けるって素敵な事なんだけれど、助けるってとても大変な事なのさ。
真正面から大真面目に「一緒に逃げる」なんて事出来る人は、そうそういないのよ。相手を護りながら、自分も進むって、とっても難しい。
溺れてる人を真正面からレスキューはしないでしょ?
混乱し怯えた魂の重さは、健全な魂を簡単に沈めてしまう。
じゃあ。どうするの?って。
私的にはこれかなって思う↓
そう。忍野メメの言うとおり。
何時だって物事にはバランスが存在している。
助けて「あげる」のも、助けて「もらう」のも、バランスが大事。
ハガレンで言うところの等価交換。
そういや、XXXHOLiCでゆうこさんも言葉遊びで、「もらってあげた」でバランスとってたなぁ…。
貰いすぎても、あげ過ぎても、過ぎれば毒になる。なら、過ぎないように「勝手に」助かってもらおうじゃないか。
化物語を知らない人は読むか見るかしてもいいかもね。私は好きだよ。
あげるとか、もらうとかって世の中に溢れてる。
意図しないところで「あげたり」「もらったり」している。気づかないうちにバランスを崩している事はとても多いよ。
して「あげる」
と
させて「もらう」
は
同じ行動をしても
違うバランスになる。
目に見えるバランスだけじゃなく、精神のバランスもとらなきゃだし、何より大きい枠でのバランスと小さな細かなバランスでまた違うし……けっこう複雑だ。って私は思う。
その辺のバランスをみないと、誰かを助けたくても自分が沈みかねない。
器用にこなす人でも、溜まれば沈むんだから、私なんて特に気をつけないとだな。
正義や悪って名前の重さに傾き過ぎれば手足どころか、言葉の1つだって世界を崩すモノになってしまうだろう。
もらったら、あげる。
あげたら、もらう。
身近なところで言えば占いとかもそう。
何かサービス受けるのもそう。
バランスが大事。
世の中、バランス崩れてんなーって思う事沢山ある。
忍野メメの「人は勝手に助かるだけ」は凄い事だと私は思うよ。
言葉の中でもらったり、あげたりしない事で阿良々木君が自分の力で、自分に対価を払う形で決着出来るようにしてるんだもの。大サービスだね。
ものは言い様。
そんなわけで、普段から考えちゃうと疲れちゃうからオススメしないけれど、どうしようって時はバランスどうかな?って気にすると案外答えらしい答えが出てきたりする。
まぁ、その答えが大抵不味いからウダウダしてるんだけどね。私の場合は。
何も考えず突っ走れる人はヒーローの素質があると思うよ?ヒーローってのはそういうものでしょう?
こんな事書いといてなんだけど、私はバランスのとり方は下手だよ。
たまに盛大にやらかしてるの、解る人には解ると思うもん。
あったかーーーく見守って「欲しい」かな。代わりに「有難う〜」って、気持ちを「贈る」からさ。
これでも昔よりはマシになったよ。
本当だよ!!
ここまで読んでくれて有難うございます。
知らない事がある事を知っています。
これが全てではないの。
あくまで私の考え方ね。
役に立ちそうなら使えばいいし、否定したければすればいい。何もしないというのも勿論あり。要は何でもありなのさ。
化物語の登場人物だけで言えば、忍野メメのスタンスでいたいなぁ、って思う。
私は…主人公。阿良々木暦にはなれないし、ならない。熱すぎるから。神原駿河にもなれないし、ならない。熱すぎるから。
私は「助ける者」じゃないからね。
「貴女はなんでも知ってるよね〜」
と友達に言われて
「何でもは知らないよ。知ってることだけ。」
と羽川翼の様な事を言ったことがあるが、私はあんな才女でも乙女でもないので、羽川翼にもなれない。
臥煙さんには……絶対なれないし、絶対ならないし、とっても怖い。
化物語は全部のキャラについて、それぞれ思うことがあるけれど今回書きたい「バランス」のことから脱線するからこれくらいにしとこう。
十分脱線した。
たまに、物語のキャラクターの中に自分に似たような欠片を見つけて継ぎ接ぎの人型を作っています。(←これも何時か記事にしたい)
とりあえず、みんなのバランスがベストだといいなと思いながらこの記事は閉じます。
スキやコメントは嬉しいです!!
他の記事も覗いてくれたら有り難や〜。
では。また、別の記事でお会いしましょう。
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。