駅で見たキジバトの緊張感
こんばんは。お煎餅は醤油味が好きです。
はじめましての方は、はじめまして!
また来てくれた方は、どうも有難う!
koedananafusiです。
さて、今日は駅で見た野生の世界のお話。
私が使っている最寄り駅は無人駅で、隣に田んぼがある長閑な場所です。駅からは、建物とその奥の山々が見えます。
私は仕事に行くために駅に向かい、電車が来るまでの間、もっぱら近くに来た鳥達の撮影をしています。
普段は雀達や、翁長、ヒヨドリ、カラスなんかが騒がしいのですが、今日はキジバトが1羽しかいませんでした。
なーんだ!残念!と思いながらキジバトにカメラを向けました。
鳩は忙しなく空の田んぼを突きまわります。ブレるっ…そして遠いよ〜!
上手く撮れなかった私は空をとったりして、少し鳩から目を離しました。
数分して、鳩以外も来たかな?と目を戻したとき、鳥の影が田んぼを横切りました。
「んん?影が大きい?カラスか?」
なんて、考えながら、降りたと思われる駅の屋根を見ましたが、見えません。
『ちぇっ!鳩以外も撮れるかと思ったのに』と思いながら田んぼを見ると鳩がいません。
えぇ〜鳩にも逃げられた?と思ってよく見てみると、枯れ草の中に頭が見えます。
『なんだ!いるじゃん!』
しかし、どうにも様子が変です。
日光浴をするでもなく、ただジッと頭一つ動かさずに枯草の中にいる鳩。
どうしたんだろ?とカメラ越しに覗くと、とても緊張した面持ちの鳩が確認できました。
まん丸の目。ピンとした姿勢。一つの身動きもしません。まるで、石像。明らかな緊張感。
私は『ははぁん…カラスが駅の屋根にいるから、イジメられるのを心配して隠れているんだな?』と思いました。
よく、田んぼにカラス達が来て、他の鳥を蹴散らしているのを見かけていたので、私はそう思ったのですが……
それまで微動だにしなかったキジバトが、羽ばたきました。意を決した感じですね。
そして、それと入れ替えに駅の屋根から優雅に舞い降りたのは…
猛禽類のチョウゲンボウ(多分)です。
なるほど、なるほど!こりゃー確かに、石像の様に固まるわなと納得。小型とはいえ、肉食の猛禽類。近くまで飛んできていた雀も姿に気づいて、急ブレーキ、急Uターン!
たまに土手沿いで、鳶やチョウゲンボウがカラスを空中で攻撃しているのも目撃します。
体の大きめのカラスでも命からがら逃げ出す相手ですから、小さな鳩はさぞや怖い思いをしたことでしょう。
この後、すぐ特急が通ってチョウゲンボウ(仮)は優雅に飛び去って行きました。
電車を待つ10分ちょっとの時間の出来事。
とても身近な野生の世界でした。
自然と人の生活区域が近いため、市のお知らせで猪が出ました〜とか、猿が出ました〜なんて入る場所ですが、やはり気にしてみていなければ姿を認識できないものです。
今日は、狩られる側の緊張感を観察できて嬉しかったです。
そして、美しい猛禽類はもっと沢山撮りたいです(笑)
ここまで読んでくれて有難う御座いました!また遊びに来てくれたらうれしいです。
最後に、シルエットのヒヨドリを!
私はシルエットになる風景が好きなのです。
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。