私が結婚指輪をして良かったこと
結婚していても、職業的に指輪をしない人や、指輪が煩わしい人など、様々だと思う。
私も、指輪は仕事中出来ない事が多かったし、なにより無くしそうで、あまり好まなかった。
でも、結婚指輪(というか、付き合ってペアリングを買った時に左手の薬指に合わせた。仕事中は外していた)はシンプルだし付け慣れたら平気だった。
さて。
結婚指輪をつけてから、私にとって良かった事がある。
こう書くと、何人かは「モテモテで困っていたのが、既婚者ということでおさまり、そういったアプローチの煩わしさが軽減しました!」みたいなモテエピソードを咄嗟に思い浮かべてしまうのではないだろうかと思った。
そういう人も本当に世の中いるらしい。
が、
私にはそんなモテるハイスペック容姿だの性格だのは搭載されていない。
なんなら『あなたみたいな人でも結婚できるわけ?』と指輪を見て想われているかも知れない。
そんな私が結婚指輪して良かった〜と感じたのは「左右」が咄嗟に解ること。だ。
え?
って思った?
右と左なんて簡単なこと。
けれど、私は右と左の判断が咄嗟に出来ない。
自分の頭の中でやってる分には感覚的で解るけど
例えば、誰かに急に「左に寄って!」と言われると、どっちが左か少し考えてしまうことがある。
こういうのを「左右盲」というらしい。
たぶん、小学校から間違いなく左右盲。
体育の時間が一番混乱していたかもしれない。
左の方とか、右の方とか、言われてこっちかと思えば皆とは違うようだとか。
そんなことだらけ。
私は目立つ方ではないので、チラチラ人の動きで確認しながら左右というのを取っ払って(考えると緊張感から更にわからなくなる)、真似っ子。
あとは動きを叩き込むので、その場と続きの授業は何とか取り繕える。
取り繕う必要はなかったのかもしれないが、子供の私はとにかくその場を平穏にする事が最優先だったので、混乱した頭のまま時は過ぎた。
現在は指輪をしているおかけで、手元をチラ見したり、指で指輪を確認することで左を認識し、ない方の手は右だという認識。
戸惑いも減ったように思う。
だから、安易に指輪をファッションで増やすことはできない。
それでも、たまには戸惑う左右。
左右盲は混乱した状態なだけで、病気でもなんでもないのだそうだ。
しかし、私はなぜ、左右がこんなにも混乱しているのだろう?
左利きの人がなりやすかったりするみたいなのだが、私はガッツリ右利きだ。
わからない。
あまり深く右と左を考えないで生きてきたのかもしれない。
この、左右の事だけではなくて、私は気がつくと周りが何故か知っていることを知らなかったり、周りが当たり前のようにその流れにいるのに1人外れたとこにいたりすることがある。
天才的なレベルまでのソレではないので、生活の中で『ちょっと変な人だな』と思われる感じだと思う。
私はそれらを必死で手に入れようとはせず、擬態してやり過ごすタイプだなとも最近思う。
苦手なことがたくさんある。
それでも、ぼちぼち。
とりあえずね、結婚指輪ではなくても、左右咄嗟に解らなくなる人は指輪つけるといいかもね。って話。
私の指輪をTAMOTUに持ってもらったヘッダー。
TAMOTUがとにかく可愛いね。