きみのすきなもの
きみの すき なもの
なんだろう
きっと それが それである って
しんじてるこころ が すき なんでしょ
電子の海のくらげな私は何かしら触手にとらえるけれど
それが美味しいか美味しくないか食べてみないとわからない
たまにお腹は満たされず
なーんだと思う
でもいい
空腹にやってくる何かは
特別美味しいかもしれない
おや?と思って揺らめく海面をみる。
たとえ陽が照っていても考える。
それは本当かなって考える。
嵐の時も遊ぶ。
たとえ触手が千切れても。
誰も彼も岩場に隠れていても。
いつも違和感がつきまとう。
でも共にいるのに慣れてしまった。
けどたまには表に出してやりたい。
その人のツギハギを作ろうとして
あまりに雲でふわふわふわわ。
これは……
でも…この星の人だ。
ツギハギはゆっくり形になっていく。
触れて、眺めて、遠のいて、近づいて、拒絶して、唸って、
でもやっぱりそばにいて?
過去
私は私を迎えに行った
もういいのよ
私は私と歩こうと
そう言った
ごめんね
置いてきぼりにしてごめんね
たくさん
待たせたね
たくさん
独りぼっちにした
たった一人のたいせつな
私なのにね
ぎゅっと抱きしめた私と
最期まで共にいる
誰かの話
嵐の中
そのものではないから
翻弄される。
そのものより強いもの
あぁ垂らされるのは金に輝く蜘蛛の糸。
何人も助ける金の糸に
さいごに登ろうとする。
でもね
そんなのはきっと許されない。
優しさに許されない自己犠牲だよ。
有難く登れ。
そして世界は広がる。
きみの すき なもの
なんだろう
ことばにできない すき をかんじて
きみの すき を すき になる
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