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プロローグ

noteというクローズドコミュニティで有料発信を始めた理由についてお話しさせてください。


今、誰でも簡単に発信することが出来て誰でもそれを受け取れる情報社会で、情報の質は低下し真実は薄まり、ネット上の治安も悪化していると感じます。そんな中でソーシャルメディアを利用する私たちへのリテラシーがより一層問われているとも思うのです。

そもそも人の体験には守るべき価値があると思います。いくらお金を払おうと、同じ場所に行こうと、全く同じ体験はできません。人生での体験を、自分のフィルターを通して発信するということは、作品を生み出すことと同じだと思います。

私は国語力も学力もない、漢字すらまともに読めないバカですが(笑)物書きは子供の頃から好きでした。そして今でもこれは苦労なく行えることの一つで、物書きに関して想像以上に評価されることが増えるようになり、自分の能力を伸ばしてみたい、試してみたいと思うようになりました。

 私はこれまでツイッターやインスタを通して自分の経験や考えをたくさん発信して来ました。無料のソーシャルメディアでは誰でもそれを簡単に見ることができるし、簡単に拡散されます。時には思ってもない形で自分の発信が広がってしまったり、全然違う解釈をされたり、それによって炎上や誹謗中傷、攻撃を受けたこともありました。私はこの解釈や認識の違いを周波数の不一致だと思っています。人それぞれの見えてる世界や考えが異なれば、物事の捉え方や解釈も全く違うものになります。そして私はこう言った自分とは世界の異なる人や、わかり合うことのできない人に向けて争ったり、対立したりするようなエネルギーの使い方は一ミリもしたくないのです。

有料にすると言うことは入場制限をかけるようなもの。クローズドコミュニティにすることで一定の治安と心の平穏を守り、自分の個性や思想を殺すことなく、必要な人に向けて自分の大切な体験や情報をシェアできる。

体験や情報を得ることは、もちろん無料ではありません。

お金に対してブロックがあった頃、お金を取ると言うことに抵抗がありました。でも、ビジネスをはじめて同時にエネルギーを理解していくうちに無料であることが必ずしも愛だとは思わなくなりました。お金は与えた価値に対する、感謝のエネルギーです。そして、見合った報酬を正当に得るということは好きな活動を続けていけることや、より真剣に向き合えたり、これで食ってくぞといった一種の覚悟にも繋がり、プロ意識も芽生えさせます。

エネルギーは常に循環しています。出して、受け取る。与えて、得る。このバランスが崩れると人間関係も、仕事も、上手くいかなくなります。与える人は受け取ることへの抵抗がある人が多く、反対に受け取るばかりしている人は与えることや正しく支払うことへの学びの機会を失い、ブロックが生まれやすくなります。その結果循環が行えていないので詰まりが生じるのです。

これまでのビジネスシーンでは、買い手であるお客様は神様でした。しかし今、売り手と買い手はどこまでも対等であると感じるのです。書い手には、何を買うのか何にお金を支払うのか選ぶ権利がありますが、当然売り手にも顧客を選ぶ権利があります。この顧客を選ぶというのが"価格設定"のこと。

無料とは、受け手を選ばないという意味です。
そして料金とは、提供するものの質とレベルを守るために必要な敷居のことです。

私には、誰でもいいから自分の発信を見てほしいとか、質よりも量を得たいという考えがありません。私は私の発信に価値を感じる相手に対して、自分の大切なエネルギーを費やしたいのです。

そんな思いから今回、noteでの有料配信をしていくことに決めました。これは全く新しい挑戦です。これから、旅を通して見てきたことや体験したこと、そして実用的なことから世界各地の情報などを、フリースタイルで発信していくつもりです。

高いと感じる人にとってはきっとそれは必要のないモノで、安いと感じる人にとっては値段以上に有益である。モノの価値はいつもそんな風に決まると思っています。

私の人生を切り取ったこのnoteが必要な人に必要なカタチで届きますように。


福井菜奈

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福井なな
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