メインスピーカー:Sansan/山田 さん (@hisyamada)
モデレーター:ABEJA/丸田 さん (@genshin_maruta)
1. CSの役割・目標・KGI
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▶︎カスタマーサクセス が担う役割
・わかりやすさは、1、2。3は数値化しにくいが、重要
・電子サインは海外製品がすでにあったが、国内での「電子サインといえばクラウドサインだよね」という空気感を作ってしまうことが大切。
・プロダクトFBは、カスタマーサクセスが直接行った方がいい。
▶︎どういうゴール指標をおいているのか。
・事業目線と、CS目線がある
・事業目線はNRRを見る
・CS目線では「新規」はとらないため、NRRはふさわしくない場合がある
ー 今月の解約金額/今月の更新金額を見ている。
▶︎カスタマーサクセスの事業的な位置づけと最適な組織構造
・一番要になるのは「カスタマーサクセス マネージャー」
▶︎「人材」カスタマーサクセスを実現するためのテーマ
・本の最後にしている対談の内容がよい。
・3つのスキルセット
ー 1. 自分の担当する専門領域・業務ドメインの知識を持っている。
ー 2. ナレッジを知ってるだけではなく、裏技をユースケースレベルで語れるような人。
ー 3. プレゼン、会議が運べるなど一般的なスキル
2. CSの戦略・顧客対応
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▶︎世界最先端のカスタマーサクセスプラクティス
・CSがやるべきこと、左から右に行くほど、難しくなっていく。
ー 社内でないパーツを考えるときに気づきを得やすい。
▶︎顧客のライフサイクル
・どういうライフサイクルにあてはめるかは悩ましい。
・オンボーディング とそれ以降という分け方で問題ないと思う。
ー オンボーディング 期とサクセス期のふたつがあれば概ね十分
ー Sansanでは期間で決めている。
・2ヶ月、3ヶ月で終わったら、計測を行う
ー 計測は決められた指標があり、その指標をクリアしているか否か。
ー オンボーディング 成功していないと、CSMが判断できなければ、
計測すべきか延長すべきか、マネージャーと相談。
ー 延長したらどんどん案件が増えていくため自分の首を締めてしまう
・エンタープライズは年単位での計画になる。
ー 社数は少ないのでカスタマイズして作っている、ID数はエンプラが多い。
▶︎ヘルススコア
・山田さんのCS人生はヘルススコア の設計だった
ー 当初「これは本当に使えるのか?」と信じてもらえないことがあった
ー いまは、営業とヘルススコア を見ながら話すことができる。
ー 社内で使われるようになるまでが一番大変だった。
ー 通貨のように信頼されないと、流通しない
ー ヘルススコア のいい企業は、エクスパンションするというファクト大切
ー 半年に一回、ヘルススコア を見直すようにしている。
・正しいのか正しくないのかをPDCAを回し、検証するのが大切。
▶︎プロダクトフィードバック
・CSとして強く言ったことはあるが、なかなか噛み合わなかった。
・PD組織が変わってから、うまく噛み合うようになった。
ー プロダクトの進化は、プロダクトのミッションに基づいて行われるべきものと考えている
ー 画面遷移がどう、や、ボタンの位置等はお客さんにしかわからない
3. CSの今後と進化
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▶︎カスタマーサクセス におけるテクノロジーの重要性
・テクノロジーの力をつかうことが大事。
・CSで一番難関なのがデータ統合。
ー 手作業でもいいが、デイリー・ウィークリーで見れることが大切
・ワークフロー管理のテクノロジー
ー コール to アクションの機能
ー いちいち見ていることはできないので、数値異常が出たときに通知してくれる仕組みが大事。
ー この機能がないとCSは疲弊するし、スケールしない。
ー この機能を入れてからピンチもチャンスも逃さなくなった。
ー SansanはGainsightを使っている。
▶︎HiCustomerのコール to アクションの機能について(中村さん)
・最初から大量に作ってしまうとスケールしづらくなるので、少しづつ作るようお伝えしている
ー 「PV数が少ないとモチベーション低い?」や、
ー 「資料をたくさん見てるの声をかけた方がいいかも」など気付ける。
▶︎テクノロジーが実現する、新しいアップセル・クロスセル戦略
・PLGはトライアルモデルと、エンドユーザの数が多いSaaSで有効。
・プロダクトの中で、アップセル・クロスセル・チャーンを狙っていく
▶︎カスタマーサクセス から生まれた、次世代のマーケティング手法
・日本の場合、ABMはセミナー
ー セミナーをするにしても、お客さんの課題にフィットする必要がある
ー 興味喚起レベルではむずかしい。事業課題まで踏み込む。
ー お客さん解像度の高いCSが設計にコミットすべき。
4. 質疑応答
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そしてなんと!CSカンファレンス開催するそうです。