大人の英語学習STEP②日本語⇒英語の訓練
以前の記事でご紹介した「大人の英語学習STEP」について、もう少し詳しく解説していきます。
今回はSTEP2「日本語⇒英語の訓練」です。
英語脳にする前に「日本語⇒英語」の訓練は必須
英語でコミュニケーションを取ろうとしたとき、日本語を介して話すことを考えていると、時間がかかりすぎます。
日本語と英語はそもそも話の展開スピードが全く違うので、特に遅くなります。
それはなぜか?
日本語は1文字ずつしっかり発音します。
しかし、英語はリンキングやリダクションなど、英語独特の「読み方」によりすべてしっかり発音しているわけではないから。
「私は昨日公園に行きました。」
「I went to the park yesterday.」
これをどちらも普通に話してみると、1秒くらい日本語のほうが長いです。
同じ内容を話していたとしても、かかる時間が違うので、これがすべて英語になったとしたら、全体的に話が早く展開するのは想像しやすいでしょう。
だから、日本語で考えるステップが入ってしまうと、さらに時間がかかってしまうのです。
この前提を押さえたうえで、「では、最初から英語脳にする特訓を!」と思うかもしれませんが、ハードルが高すぎます。
まずは、「日本語で言いたいことを英語に変換するクセ」を付けることから始めるのが最適です。
※英語脳=日本語を介さず、英語を英語のまま理解すること
そのために使うのが、「瞬間英作文」と「英語日記」です。
「瞬間英作文」で短文英語をマスター
英語学習者なら聞いたことがある人も多いでしょう。
中1~3の文法を使って、短文の日本語を英語に切り替える練習をするテキストです。
テキストを見てみると「え?こんな簡単な日本語を英語に変換する練習するの?」と思うかもしれません。
しかし、実際の会話の中でこれをスムーズにやっていこうと思ったら、かなり難しいですよ。
「英語を話す=長文を話す」というイメージがあるかもしれませんが、実はこういった短文をたくさん話すことで会話は成り立ちます。
なので、最初に目指すことは、難しい文法を使うことでも、難しい単語を覚えることでもなく、「簡単な短文を普段使う単語で瞬発的に言えるようになること」です。
その訓練に、このテキストは最適なんです。だからベストセラーなんですよね。
「英語日記」で1日のできごとを英語で振り返る
瞬間英作文と同時並行で行いたいのが、英語日記を書くことです。
瞬間英作文の練習をしていたら、英語日記も自然に書けるようになってきます。
とにかく、文法は間違っていてもいいから、自分のできごとを英語で書く練習をしていきましょう。
英語日記については特にテキストは不要ですが、サポートになるものが欲しい場合は、以下などを参考にしてみてください。
英語日記を書いたら、できれば指導役に見てもらうのがいいでしょう。
※指導役についても以前の記事に書いています。
今回ご紹介した『瞬間英作文」と「英語日記」を繰り返していけば、脳内で「日本語⇒英語」への切り替えも早くなります。
少しずつ英語脳へ近づけていきましょう♪
※次回はSTEP3「英語脳を作り上げる」を紹介します!