いろんなところで目にしていて、気になっていた今年初の芸術祭。 ディレクションが金沢21世紀美術館の館長とのことでますます興味が湧き、本当は一泊してゆっくり周りたかったけれど、行きたいところを絞って日帰りで強行することに。 天気予報は曇りのち雨。着く頃には降り出すかと思ったけれど、運良く最後までなんとかもってくれた。それに曇りは目が疲れずに運転しやすくてありがたい。 平日の通勤渋滞を避けるように早めに出発、まずは奈義町現代美術館へ。 ここまで約230キロ。ナビを見ると明石ま
2月20日、いよいよ夕方からは結婚式場でのウェディング1日目が執り行われる日。 マスター・スダカーはご親族として準備や連絡にめちゃくちゃに忙しいはずなのに、その合間を縫うようにしてわたしたちが存分に楽しめるようにプランを立ててくださっていて、この日の早朝もヴァイクンタペルマール寺院へお参りさせていただけることになっていました。 まだ暗いうちから向かいます。 まずはお寺の中心部でお祈りさせていただき、そのあと回廊で師とこの寺院のスワミジのリードによる(贅沢!!)プラクティス
2月18日の夜遅く、カーンチプラムに到着。以前にも泊まったことのある馴染みのあるホテル。小腹が空いていたら軽食を食べていいよ、と一階のレストランに集合。チャイもいただき、シャワーを浴びて就寝。 みんな疲れているだろうからゆっくり眠りなさい、と声をかけてくださった師はご実家に戻り、またほとんど眠ることなく結婚式の準備をされていたことと思う。 なのに、翌朝にはまた全員の部屋をまわって様子を確認してくださって。そのまま隣のレストランでブランチ?的なドーサをいただく。ドーサはイン
しっかりとヨガを学び始めてちょうど10年になる。コロナ禍前には、ワナカムヨガスクールの"Vision of India"として4度、南インドを訪れたことがあったが、今回は少し違って、師の姪御さんの結婚式へ参列させていただくという非常に貴重なものだった。 徳島を出発したのは夜中の2:45。和歌山行きのフェリーに揺られ2時間と少し。そこから大きなスーツケースを引きずりながら南海電車を乗り継いで関空へ到着したのは7:00ごろ。コロナ明け初の海外旅行に少し浮かれながら、関空組ふたりと
(公財)よんでん文化振興財団が実施するアーティスト派遣事業として、那賀町立木頭小学校で授業をさせていただきました。 昨年2つの小学校で授業を担当し、2校とも高学年対象でしたが、今回は徳島県南西部の山間部にある小さな学校のため、1年生〜6年生全員での参加でした。 全員で15名!一人しかいない学年もあり、普段から合同での授業に慣れている様子。 低学年から高学年までに伝わる表現、言葉の選択、そして絵画制作をすすめるにあたり気をつけるべきこと、前日まで悩みながら準備しました。 徳
世界で1番好きなアーティストはと聞かれたら、サニーデイ・サービスの曽我部さんと答える。 出逢いは中学2年生のスペースシャワーTV。パワープッシュで"恋におちたら"がかかっていて、文字通りわたしはその月"恋におちた"。 当時は(どのアーティストも)初回限定版のCDは紙ジャケとか凝ったものが多くて、サニーデイのCDは毎回予約して買っていた。歌詞カードはぼろぼろになるまで持ち歩いて読み込んで、授業中はノートに書き写したり。曽我部さんの言葉からたくさんの日本語の表現を覚えたとおもう
冷たい雨の降る日曜日、滋賀県立美術館へ向かうことにした。 来月に迫った自分の個展前のタイミング、そして距離を考えるとほぼ諦めていたのだけれど、いろんなことに少し行き詰まっていたので強行日帰りすることに決めた。 「川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり」最終日。 徳島からは約3時間のドライブ。午前中に一本仕事を終わらせて向かう。 道中も滋賀県に入ってからもずっと雨で、止む気配はなかった。 "文化ゾーン"と標識にもあるくらいだからたくさんの人で賑わっているのかと思いきや、と
"スケッチオブミャーク"を改めて観る。 久保田真琴さんが出会った宮古島の神事を唄、音楽を中心に紹介するドキュメンタリー。(監督: 大西 功一) 昨年、宮古島と沖縄本島を久しぶりに訪れて、近いうちに今度はいろんな離島にもまた行きたいなと考えていたので、南方の作品がよく目に止まるのだと思う。 本来は神人しか入れない御嶽で行われる神事を取材しそれらを記録することには意義があると思うし、岡本太郎の"忘れられた日本"も東松照明の沖縄に関する写真集も興味深くよく読んできたので、自分では
沖縄にきてから久しぶりの快晴。豊見城の宿をチェックアウトしてそのまま、斎場御嶽へ。ここも10年ぶり?付近は様変わりしていて、駐車場はまるで道の駅。チケットを券売機で購入し、歩いて御嶽へ向かう。あの大きな岩の向こう、久高島を拝む場所へは入れなくなっていた。文化を守るためにそれはそれでよいのだと思う。が、もう訪れることはないかもしれないな、と思った今回。 そこから南城美術館へ。前日の内田先生を囲む会にて知り合いになった沖縄の作家、平良優季さんが三人展を開催中とのことで拝見。とて
内田あぐり先生の個展を訪れることがこの旅のきっかけだったと前回書いたが、沖縄本島に来るなら必ず寄りたい場所がもうひとつあった。 20年前に白血病でこの世を去った友人のお墓参り。風光明媚な識名園の近くにお墓はあり、5日目の朝も生憎の天気だったが、着いた頃には雨は止んでいた。 宮古諸島や八重山諸島に足繁く?通っていた頃もあったが、那覇の渋滞や人の多さを避けてしまって本島には寄らず、なかなか毎回お墓参りに来ることができないでいた。だから今回のお墓参りは実に9年ぶりだったように思う
なんと言ってもこの日のために、今回の旅の構想が膨らんだのだった。 武蔵美の日本画で学部、大学院と6年間お世話になった内田あぐり先生が、宜野湾にある佐喜眞美術館で個展を開催されており、11/12にクロージングトークを行うとのことでどうしても参加したく、この日に合わせて日程を組んだ。 (本当は、会期の初めごろに開催されていたドローイングワークショップにもすごく行きたかった…!) 学生時代、尊敬するアーティストである内田先生に教えていただけたというのは本当に幸運で、あの頃いただい
3日目[2022.11.10] 朝からどんより曇り空だったが予定通り大神島へ渡る。宮古南部の島尻港から出ている定期船は1日4往復。島尻は、パーントゥ、という厄祓いの奇祭が行われている地域で、港近くの購買所に記録集のようなオールカラー写真集があり、これは帰りに必ず買いたいねと友人と話す。 さて雨が降り出したが15分ほどで無事大神島に到着。10年以上前に日帰りで訪れてから時間が止まったような島の風景、怖いほどの海の美しさ。 変わったことといえば、島唯一の食堂兼宿泊所ができて、
1日目[2022.11.8] 宮古島には現在、三つの島が橋で繋がっている。そのうち最も新しく繋がった伊良部島に隣接する下地島に空港がある(旅客ターミナルとしては2019年開業)。今回は神戸空港からこの下地島空港までの直通便に乗り、文字通りひとっとびの空の旅だった。 到着すると宮古島に移住している友人が出迎えてくれ、そのまま伊良部島で沖縄そばを食べる。 そば屋以外にもてんぷら屋などで、飛行機の発着に合わせてできているであろう行列に出くわす。橋が繋がり、空港ができたことで大きな
(公財)よんでん文化振興財団が実施する、アーティスト派遣事業として 先日、東みよし市加茂小学校で授業をさせていただきました。 今年度、6月に引き続き2度目の授業でしたが、今回は学校側からのリクエストで、小学校近くにある"加茂の大クス”(国指定 特別天然記念物)をテーマに制作をすることに。 今回も事前に子どもたちにイメージを膨らませてもらえるよう、準備プリントを先にデータでお渡しし配布していただき、当日を迎えました。 昨今図画工作の授業は削減され、2時間連続の時間が取れる
アーティスト派遣事業について。 学生時代から手厚く奨学援助をしていただき、卒業後も様々なサポートをしてくださっている、 よんでん文化振興財団で数年前にスタートした”アーティスト派遣事業”。 四国の小中学校へ派遣されそれぞれ授業を行うのですが、アーティスト側も希望される学校側も、圧倒的に音楽が多い。(ゲストを招くイメージがしやすいのはやはり音楽なのだと思います)、そんななか、今年度2つの小学校からお声かけいただきました。 そして先日、小松島市新開(しんばり)小学校ではじめて
年に何度か完璧な日、みたいなのがあって 昨日はまさにそんな日だったと思う。 坂出のかまどホールで開催中の"setouchi工藝5人展"へ伺う予定にしていたので 布作家のさとうゆきさんに連絡してみたところ なんともたのしいプランを立ててくださって。 展覧会中の陶芸家・上野剛児さん、木工家の山地裕之さんも一緒にゆきさん宅で夕食をご馳走になることに。みなさんには以前、東かがわでの展示で大変お世話になっていたことと、作家としても大先輩そして憧れの方々なので緊張しつつもたのしみすぎ