ジェイソン流 お金の増やし方
来年から収入が上がるので、投資について学びたいと思い手に取った。著者の厚切りジェイソンはIT役員、お笑い芸人であり3人の子供の父親でもあるといくつもの顔を持っていて、前々から興味があったのもある。
本書ではいきなり投資について書くのではなく、最初のほうはまず資産を増やすために節約の大事さが説かれている。コンビニで買い物をしない、同じクオリティなら安いものを探す、サブスクリプションを見直すなど当たり前だがなかなか日々の生活で忘れがちだ。副業などで収入を増やすことも大事であるが、たとえば使っていないサブスクリプションをやめたり、携帯を格安に変えたりすることで昇給と同じ効果が得られる。読み終わってから、私はコンビニによる回数を減らし、今まで値段を見ずに買っていたものにそれだけの投資の価値があるかどうかを考えるようにした。
節約の章が終わると投資について書かれている。ジェイソン氏の投資は主にインデックス投資であるが、個別株や不動産などに手を出さず、米国株一本に絞った投資信託であった。大博打には出ず長くコツコツと、売らずに13年かけてFIREしたという氏の投資方法からは、非常に保守的かつ堅実な姿勢が見て取れた。しかし最近では動画やSNSでしきりに米国株の投資が推されており、儲かるためには人と逆のことをするという原則から行くと、中国株などほかの投資を混ぜ込んだほうがいいのかもしれないと思った。
私がこの本から学んだことは3つ。
・お金を増やすためにはまず支出を見直すこと
・一攫千金ではなく長くコツコツと計算して続けることが着実な資産形成につながること
・何か行動を起こすなら今が一番いいこと