リスクリワードレシオの罠、という件
トレードを行う上で大事なファクターの1つである資金管理。
資金管理をしっかりと組めた上で、更にリスクリワードレシオ(以下RRR)が良いトレードを行うことが出来るようになって初心者脱出というところでしょうか。
さて、このRRRですが巷では1:2程度で~というのが定説になっていると思います。1:2ということはリスクが1に対してリワードが2ということですね。
勝率は34%以上でプラスになります。
こう見ると案外簡単だと感じる人が多いのではないでしょうか?
ですが、この記事を読んでいる方には最低でもRRRは1:3以上狙えるトレードを行う癖をつけてほしいと思います。
資金管理を厳格に行ったうえでリワードをそれなりに担保しようとするとどうしてもリワードを伸ばさばければなりません。
例えば100万円の資金があったとして初期リスクを2%に設定したとします。
つまり2万円が許容できるリスクということになりますね。
リスクリワードが1:2で、リワードが100pipsならば、リスクは50pipsです。1pipsあたりの許容損失は1000円となり、最適ロット数は40,000通貨です。
メタトレーダーに換算すると0.4lotですね。
ロット数を維持したいというのであれば、リワードを下げるほかありません。リスクリワードレシオ1対2でリワードが40pipsならば、リスクは20pips。これならば、100,000通貨での取引が可能です。
ここまで読んでどうですか?
資金管理を行ったうえでロットを下げたくないとなればどうしても損切り幅が狭くなってしまいますね。
損切り幅を狭めても勝率が担保できる自信がおありならばそれでもいいでしょう。
しかし、勝率を担保しないと利益が残らないトレードというのは、精神的に疲弊するトレードなのは間違いありません。
ムダな、ムチャなトレードを避ける。カモネギとならず、相場で生き残るために大切なことです。
手前味噌ではありますが、私の生徒さんたちはRRR1:10のトレードも平気でしています。
勝率も8割を優に超えています。
巷でよく言われるRRRを良くすると勝率が落ちるというのは、はっきりと間違っているとここで言い切っておきます。
これを読んでいる方にはそういう間違った常識を鵜呑みにしないでトレードに取り組んでほしいと切に願います。
※有料記事の中に私の現在のXのアカウントがありますが、フォロー申請されても基本的にはリアルの知人しか許可していないので質問がある方はDMにてお願いいたします。
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