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頭と尻尾はくれてやれ、という件

この記事を読み進めるにあたり以下の事に留意してください。
天底を狙う取り方を否定する気は毛頭ありません。
私自身天底を狙いトレードをすることも多々あります。

さて表題の件についてです。
TwitterやInstagramなどを覗いているとと見かけたことありませんか?
毎回ヒゲ先でエントリー出来ている超絶トレーダーを。
はっきり言います。
そんなことはできるようになる必要はありません。
勿論、高い確率でヒゲ先でエントリーできる技術を持ち合わせているのであれば圧倒的に有利なRRRで立ち回れるのでこれ以上のものはないでしょう。
この記事はそうでない方に向けて書いています。

まず相場を長く生き残るために最も大事な考え方はトレンドフォローです。
相場の流れが出来たことを確認してその流れに乗るので、建値直後に逆行に合いにくく、利益も比較的伸ばしやすいという特徴があります。
逆張りはその性質上建値直後の逆行に合いやすいですが、うまく入ることが出来れば圧倒的に有利なRRRで立ち回ることが出来るのがメリットです。

しかし、この建値直後の逆行というのが問題です。
TwitterやInstagramのトレーダーを見てヒゲ先で入りたいとその分析を真似しても十中八九うまくいきません。
それは何故か。
多くの場合そういうトレーダーは言語化できない感覚の部分が最も大事な部分であり、そういうものは容易く真似できるものではないからです。

まずは順張りでしっかりと利益を残せるようになってからでも、逆張りに取り組むのは遅くはありません。
その技術もままならないままに天底トレーダーの分析を真似をしたところで退場の憂き目に遭う確率が跳ね上がるだけです。

そしてもう一つ。
指値注文か成行注文かという問題についてです。
これは言うまでもなく指値の方が良いに決まっています。
指値でトレードが行えるということは環境認識がしっかりできている証拠です。
成行エントリー至上主義者はプライスアクションを確認し陰転陽転などを確認してエントリーするのがいいと声高々に訴えます。
私から言わせれば何を当たり前のことを言っているのだと可笑しく笑いそうになります。
何が言いたいか。
「指値を入れるのが早すぎる」
ということです。
反転やプライスアクションを確認して初めて指値を入れればいいのです。
せっかくアラート機能などが搭載されているのですから、自分が思っている付近にアラートを仕込みそれまではチャートを見ないという風に便利な機能は活用しましょう。

順張りでしっかり利益を残せるようになり、相場との付き合いが長くなると知らぬ間に波の終着点がわかるようになってきます。
そしてそうなるためには圧倒的な検証・努力が必要です。
分析方法が分かったからと言って安易に真似をして退場にならないように。
簡単に真似ができるのであれば誰もが勝ちトレーダーになれるのに、そうではないと相場が証明しているのですから。

足るを知る者は富む

この言葉を忘れないでください。
この記事を読んでいる多くの方は天才ではないのですから、、、。


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