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チャンスなんて探すだけ無駄、という件
皆さんは普段トレードをする前に環境認識➡シナリオを構築といった感じでトレードを組み立てていると思います。
例えば日足が下降の局面であり、1時間足で建値をしようと思えば戻りを待ってエントリーといった流れでしょうか。
多くの勝てないトレーダーはトレードチャンスを自ら探しに行くという傾向があります。
しかし、これでは勝てません。
こういうトレーダーは例外なくリワード主義者です。
トレードとは本来リスクを第一に考えなければなりません。
リワードに重きを置くばかりに、本来エントリーのタイミングではないところでも、自らに都合のいい根拠ばかりを積み上げエントリー。
「ここからここまで取れたら〇〇万円の利益だぜ、ぐふふ」
と、エントリーしても、結果損切りにあっていることが非常に多いと思います。
では勝てるトレーダーはどうなのでしょうか。
勝てるトレーダーは、環境認識➡シナリオ構築後、自分の都合に合わせるのではなく相場に合わせます。
上記と同じく日足の下降局面で戻りを待ってエントリーする場面であった場合、きちんと戻り目を「待つ」のです。
自ら探しに行くのではなく、それぞれのトレード方法に沿った戻りの条件を「整うまで待つ」ということですね。
「待つ」ということは一見受け身の事ように見え、消極的に見えるかもしれません。
しかし、相場においてアクティブにトレードチャンスを探すことが積極的であるとは言わないのです。
「待てないトレーダーは勝てない」と勝てるトレーダーは口を揃えて言います。
それほどに待つということは大切なことなのです。
そしてこれこそが唯一絶対の聖杯かもしれません。
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自らこんな化け物が待ち構えている場所に赴く必要はないのですから。
藪蛇をつついて相場の化け物に食べられないように。