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自分の感情を少しずつコントロールできるようになってきたから大人になったのかな〜


最近、自分の感情を少しずつコントロールできるようになったのかなと、ふと実感する。

あー私ってこの数年で一見何も変わってないようだけど、少しずつ大人になれてるのかな、なんて思ったり。


やっぱり、メンタルを安定させるうえで一番大切なことは「時間を自分を大切にできるような物事に使うこと、そして自分を大切にできていることを実感すること」これに限る気がする。

ポジティブでいられないのであれば、自分がポジティブでいられるような環境づくりを意識的に行い、自分という人間を自分が好きでいられる時間を増やしていくしかないのだ。

大学生の頃はとにかく感情をコントロールするのが苦手で、今思うとメンヘラってやつだったと思う。

ちなみに当時はもちろん今もわたしは「メンヘラ」って言葉が嫌いだ。
メンヘラって言葉の響き。
それは相手を軽蔑するかのようなニュアンスが含まれている。

数ある言葉の中から、その言葉セレクトする時点で思いやりを感じない。

私はどんなに好きな人でも「メンヘラ」って言葉を使った途端、「あ、この人は合わないな」って思う。
メンヘラって言葉を発してる時の顔は誰だって醜いものだ。

少し話が逸れてしまったが、とにかく過去の私は気持ちの波がジェットコースターのようだった。
数分前まではご機嫌だったのに、急に心がどんよりと重たくなったり。

当時付き合ってた恋人に、冷たくしたくなったりもした。


嫌なことがあると、些細なことでもかなり引きずってた。
「なんで私ってこんなにできないんだろう」って落ち込んだ。


生きづらさを感じることが度々あって、改善したいと思う時もあったし、
「変えようとしても変えられない、どうしようもできないからしょうがないじゃん」
って変に開き直ったり。



「あーわたしって生きづらいなって」涙を流したこともある。

すがるような気持ちでネットで検索をしても
趣味をつくる、とかリフレッシュできる時間をつくる、とかそんな当たり前のことばかりが綴られた情報で溢れていて落胆した。

でも今思うと、そのネットで書かれていた情報は間違えではなかったと思う。
それをどう自分なりに捉えて、落とし込むか。

ネットで書かれている「趣味をつくる、リフレッシュができる時間をつくる」
そんな一見、薄っぺらく当たり前に感じてしまう事柄も、もっと深掘りすることでなんとなくだけど答えが見えてきた気がする。


まず、わたしが学生時代に心が安定しなかった大きな理由は
「時間があったこと」だと思う。
そして、せっかく膨大にあった価値のある「時間」というものを、有効に使えていなかった。

無意味に携帯をダラダラみたり、恋人との時間に費やしたり。

自分という人間の価値を高めるために時間使って、自分を大切にしてあげていることを実感することが精神の安定に繋がるんだよね。

じゃあ具体的に、社会人になってどのように時間の使い方が変わったかということをいくつか挙げていこうと思う。

まずは、人間関係。

これは意識的にというよりかは、自然と変わっていった。

社会人になるともちろん時間がなくなり、数少ない休日という時間をどう過ごすか、誰と過ごすか、ということを考えるようになった。

そうすると、自然と自分が一緒にいてワクワクする人、ポジティブな気持ちになれるような人としか過ごさなくなった。

たまに、何故か一緒に遊んだ帰り道、疲労感を感じたり、なんだか自分を否定されているような、自己肯定感が下がってしまうような気持ちになってしまう人っていたりしない?

自然と時間がなくなったことで、大好きな人だけと会う機会が増え、プライベートで人と会うことで疲労感を感じることが大幅に減った。

特に私は影響されやすい人間なので、一緒にいてくれる人というのはとても大切だと思う。


逆に、高校時代からの仲だけれども、社会人になって急激に親密になることができた友人もいる。


自分が変わったからこそ、さらに素敵な人と会う機会も増えて嬉しさを感じるとともに感謝しかない。

一緒にいる人が変わることで、自分も変わる。

そして、自分が変わることで、さらに一緒にいる人が変わる。

いい循環を自らつくっていくことが大切なのではないかと感じている。




次に、好きなことが増えたこと。

これは、社会人になって大きく変わったことだ。

学生時代は特にこれといった趣味がなく、何をしていても心からワクワクしなかった。

というよりも、ワクワクすることを探そうとしていなかった。

社会人になって、とにかく興味があることはやってみることにした。

最終的に何か一つ「これだ!」というものが見つかればいいなと思っているので、色々と挑戦してみることもいいのではないかと思ったりしている。

昔から、何かを作ったりすることが好きだったので、リースづくりやガラス教室などワークショップに参加したり、こうやってブログなどで自分の考えを発信することを始めた。

とにかく自分が興味があるものを意識的に探すことで、好きなことが増えたと同時に、自分でも知らなかった新たな自分を知ることができた。

好きなことが増えたことで、時間を出来るかぎり好きなことに使いたいと思うようになり、時間を持て余し、変に悩んだり不安を抱えたりする時間が大幅に減った。


また、先程の人間関係にも繋がることだけれど、好きな事が増えたことで同じような価値観を持った方と出会える機会も増え、より心地よく過ごせるようになった。


何かを始めるうえでは、勇気もお金も必要だし躊躇をしてしまいがちだけれど、自分の好奇心を大切にすることで得られるメリットはかなり大きいと思う。



そして、読書も私を大きく変えたと思っている。

思えば、学生時代は今ほどは本を読むことはなかった。

本は心の栄養だと思う。

本当に辛いときは本を読めないけれど、意識的に手に取るようにしている。

読んだ本の内容を全て覚えていないにしても、書かれていることの一部が自然と自分の価値観や考え方になっていた、なんてことがよくある。


植物療法のように、読書は急激に心を健康にしてくれるものではないとしても、少しずつ少しずつ働きかけてくれていると思う。


このように、私の心を安定させたのは「人間関係の変化、好きなことが増えた、読書」大きく分けて3つ。

この3つの事柄を見ると、やはりネットでありふれた情報と変わらない。

でも、時間を自分を大切にするために使い、

「あーわたし、今自分を大切にできているわ」

って感じることって、かなり自己肯定感を高めてくれると思う。


やっぱり、心が安定しないと本当に生きづらいから。

情緒が安定しないことを本気で悩んでいる人にも、人は変われるということをはっきりと言いたい。

だから、「自分はこんなだめな人間だから」なんて決めつけて落ち込んだりしないで。


今でも、もちろん落ち込んだり不安になったり、バタバタと生きているけれど、ほんの少し大人になった自分をたまには褒めてあげたい、なんて思う。


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