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一生働かずに暮らしたおじ。

私が子供のころ、母の弟である叔父によく遊んでもらった。母の実家に行った帰りは、いつも車で家まで送ってくれて、家に着いてからもたくさん遊んでくれた。

叔父は、自動車メーカーで働いていたがある時喧嘩して辞めたらしい。その後転職したが、また辞めて、そこからは働いていない。
まだ40代にもなっていなかったと思う。

では、どうやって生活してきたか…

私の母の実家は、その昔農家だった。なので、土地を沢山所有していた。

それを私の祖父母が亡くなった後、相続して駐車場にしたらしい。最近になって知ったが、割と何十台も停めれるような大きな駐車場のようだ。

もちろん、駐車場代金が全て手元に残る訳ではない。様々な経費を支払った残りが収入となる。だから、どれぐらいの収入があったのかは分からない。働かずに生きて来れたので、生活費プラスαにはなっていたのだと思う。

幾らかは、投資にも回していたようだ。

でも、いくらお金があっても満たされない気持ちはあったようで、どこかで知り合った女性を追いかけたりはしていたようだ。

おそらく、受け取ってもらえなかったであろうアクセサリー類を時々、私や妹にくれた。

生活には困らないお金があっても、何がその人にとっての幸せかは、その人によるのだな…と感じた。

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