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【LA旅行記-12】UCLA、グリフィス天文台

年内にLA旅行記を書き終えたいと思いながら、
今年もあと2週間ほど。果たして間に合うのか…

前回はハリウッドを観光してから、人生一美味しいパスタと出会ったお話。
今回は観光できる最終日の午後。
UCLAとグリフィス天文台に行ったお話。
なぜかアカデミックな午後になったな〜。


UCLAに行こう

ハリウッドも観光したし、サンタモニカやビバリーヒルズも行ったので
行きたいところ、やりたかったことはやり切った!
なので、もし時間があれば行ってみたいところとしてピックアップしていた
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に行ってみた。

夫もわたしも、キャンパスの美しい大学に通っていた。
わたしはキャンパスの美しさに惚れ込んで、
志望校を決めたほどお気に入り。
在学中も4年間、毎日通うたびに心躍らせ
「ここより美しいキャンパスはない!」と思っていた。
だが結婚してから、縁あって夫の出身校を訪れてびっくり。
緑に囲まれた公園のような美しいキャンパスで、
こんな世界もあったのか!と目からうろこ。

それ以来、もっと美しいキャンパスを見てみたい!と思い
LAにもいいところはないかと探していたときに見つけたのが
UCLAだった。

UCLA STORE

時刻は15時。キャンパスもストアも、誰でも入れる。
まず最初に向かったのは16時閉店のUCLA STORE
UCLAのグッズは、かわいいらしい。わくわく。

応援グッズかな?

店内に入ると、圧倒されるほどのUCLA愛。
このBRUINSというのは、UCLAの体育会のことらしい。
わたしの母校も愛校心が強めだが、ここまでのグッズ展開ではない。
UCLA、なかなか愛校心が強そうだ。

ブルー×イエローがスクールカラーなのだろうか?
最高に好きな色の組み合わせに、アメコミ風のかわいいくまちゃん。
彼の名はジョーというらしい。
こんなんわたしの好きなデザインど真ん中やん。

ディズニーやピーナッツとのコラボ商品もあり、
UCLAの卒業生でなくても欲しくなる。

可愛いアパレルに目が行きがちになるが、
大学構内のストアなので、文具の品揃えも豊富。
クアッカワラビー風のゆる~いイラストは、
BRUINSのくまちゃん(ジョー)と同一人物なのだろうか?

閉店まで1時間たっぷり見ても、時間が足りないほどだった。
母校でもないし、なんの縁もない大学なのに、
デザインがドンピシャすぎて、選びきれず、大量にお買い物。
母も弟も私と同じ趣味なので、ふたりにもお土産を。
LAに来て、ここが一番楽しいお買い物スポットだった。

閉店の音楽が流れる中、急いでレジを済ませて
ストアを出ると、気になるものを発見。
無料のCOVID-19検査キットの自販機!?
コロナ禍の頃は大活躍だったんだろうな〜

UCLA散歩

唐突に現れたくまの銅像。
カリフォルニア州の旗にも描かれているし、
UCLAのマスコットにもなっているくま。
でもBRUINSのジョーよりリアルで怖いね~。そんなガルガルしないでよ。

「懐かしいな~、ここの学食よく行ったわ~」
「空きコマはこの芝生でよくお昼寝したわ~」と
ありもしない思い出話をしながら、まるで母校を懐かしむように歩く。
気持ちのいいキャンパスだな~。

どこからともなく、重低音のズンチャッズンチャと音が聞こえてくる。
どうやらこの上から音が聞こえるが、なんなんだ?
気になるが、あまりの暑さで階段を上る気力がないので
正体は分からず。(このあと、偶然音の出どころを発見するが)

リスの楽園

キャンパスを歩いていると、いたるところでリスと遭遇!
サンタモニカのビーチ沿いでも遭遇したが、UCLAでは
数えきれないほどたくさんのリスと出会った。

わたしは幼稚園の頃、りす組だった。
30歳になった今でもクラス会があるほど、仲良しなりす組なので、
なんだかリスには親近感がある。

ひと慣れしているのか、近くを通っても動じることなく
むしゃむしゃと木の実を楽しむリス。

道の先に、ロケットのようにビュンと道端に飛び出してきたリス。

海外の自販機ってどんなもの売ってるんだろう?と近づいたら…

「サングラスの音ですか!びっくりしたです!」

自販機脇からひょっこり飛び出しリス。
わたしが持っていたサングラスを落とした音にびっくりした様子。
こっちだって、急に飛び出されたらびっくりして
サングラス落としちゃうよ!

「なんか美味しいもの持ってるですか?」

徐々に距離を詰めてくるリス。

もふもふのしっぽを触ってみたかったが、野生動物を安易に触るのは危険。
いくら可愛くても触らないように!

さっきの音の正体は新歓だった。

リスたちと出会う前、どこからともなく聞こえてきていた
重低音の出どころを突き止めた!
どうやら新入生歓迎パーティーをしているらしい。

アメリカでは9月は新学期だから、そりゃパーティーするよね。
入り口にはいかついセキュリティーが立ち、
荷物検査をしないとパーティーには入れない様子。
セキュリティーが目を光らせているので、中の様子を伺ったり
写真を撮るのもビビってしまった。

なんの荷物検査もなく、新歓うぇ~い!!ってしてる日本って平和だな。

新歓をしている会場近くには、図書館があった。
あんな重低音を響かせて、きっと中では踊っているひとたちも
普段は真面目な学生さんで、こんな図書館を使ってるんだろうな~。

これは医学部だったかな?UCLAの脇に病院も併設されていた。
その病院の脇を通り抜けると、気づけば学外に出てしまっていた。
ここでUCLA散歩はおわり。
なにがなんだかわからないまま、ひたすら学内を彷徨っただけだけれど
広くて、明るくて、気持ちのいいキャンパスで
やはりキャンパスの美しい大学はいいな~と改めて思った。

ホテルで腹ごしらえの準備

ターゲットでもUCLAグッズを売っていた。

時刻は17時。
グリフィス天文台へ行くツアーの集合時間まで、まだ少しある。
ツアーに行くまでに軽く食事しておきたかったが、
レストランに入るほどの時間もないので、UCLAを出てすぐに目に入った
ターゲットと、トレーダージョーズで軽く食べられるものを買って、
ホテルの部屋で食べていくことにした。

いつも海外のスーパーでは、お菓子とかドリンクとかを買うから
気づかなかったが、すぐに食べられるようなものが少ない。
パリでも疲れ果てて、スーパーで軽く買って帰ろうと思ったが
すぐに食べられるものがほとんどなくて、困ったことを思い出した。
日本のように、お弁当や揚げ物、サラダ、お惣菜などが全然ない!
日本って、どこでもすぐに何でも揃うから、便利だな~。

あまり選択肢がない中、見つけたのがこの2つ。
カリフォルニアで、本場のカリフォルニアロール!!!
久しぶりのお米とお醤油が美味しかった~!

グリフィス天文台から帰って来た時に、きっとお腹がすくが、
そのときはルームサービスを頼めばいいか~なんて思っていたが
念のため、スティックパンを買っておいた。
きっと食べずに、日本に持って帰ることになるだろうと思っていたが
これを買っておいて大正解だった!

グリフィス天文台へ行こう

LA最後の夜は、美しい夜景で締めようということで
グリフィス天文台へは日本からツアーを予約していた。
前日にピックアップ時間が、予定より約1時間遅く変更されたので
19時ごろホテルを出発。

ビバリーヒルズの高級住宅地のなかを通っていく。
ここはお城?大使館?というような、とんでもない豪邸ばかりだ。
関西有数の大富豪が住む街として知られる
兵庫県芦屋市の六麓荘がシルバニアファミリーのおうちに見えるほど
ビバリーヒルズの豪邸はけた違いに豪華!!

ドライバーさんも初めてこの住宅地を通ったようで、
ここすごいですね~と興奮していた。

ウェストハリウッドのホテルでもう一組の家族をピックアップして、
さてグリフィス天文台へ出発!と思いきや、
最後にガイドさんをピックアップしに行くとのこと。
え?このドライバーさんは誰?

日本にもあるステーキハウスでドライバーさんとガイドさんが交代して、
ここからはガイドさんの運転で、グリフィス天文台へ向かう。
このときすでに出発から1時間以上経過。
当初の予定だと、もうグリフィス天文台に着いているはずなのに。

大渋滞の原因

グリフィス天文台へ向かう山道に差し掛かったころ、
車の流れが止まった。どうやら渋滞に巻き込まれたようだ。
ガイドさん曰く、普段はここまで混むことはなく、
今日だけ運悪く、今年に入って3番目くらいに混んでるらしい。
だが今日は夜景を見に行く車以外にも、
渋滞になる心当たりがあるとのこと。

ノロノロ車が進むと、次はものすごい人混みが見えてきた。
これが今日の渋滞の原因。
グリフィス天文台の近くにあるThe Greek Theaterで
ビートルズのリンゴ・スターのコンサートがあったらしい。
音楽に疎いわたしでも知ってる大スターだ。

こんなすごい人のコンサートあると事前に知っていたなら
渋滞するの分かってたやん!
当初の予定通り1時間早く出発したら、渋滞に巻き込まれなかったやん!と
内心イライラしつつも、最後の夜なんだからと心を静める。

映画「LALALAND」の中で、主人公の2人がミアの車を探すシーンに
出てくる坂道を通って、やっと駐車場に到着。

グリフィス天文台に到着

暗闇に浮かび上がる天文台、雰囲気あるわ~

時刻は20時45分。やっとグリフィス天文台に到着した。
この時間でも、観光客がたくさんいる。

天井まで雰囲気あるな~

天文台の中には、有名は振り子。
この周りをミアとセブが踊っていたな~。

宇宙グッズ豊富なショップ

特に説明もなく、館内を急ぎ足で通り過ぎ、
ここが一番よく夜景が見えます!というスポットまで連れて来られて、
では1時間後!と、ガイドさんはそそくさと消えていった。
写真撮ってください!と声をかける間もないほどだったのが残念。

これがロサンゼルスの夜景か!!!
高い建物があまりなく、広い夜空のおかげで街の明かりが
より一層キラキラ輝いて見える。

ダウンタウン方面の夜景

ダウンタウンの方に目を向けると、
大阪や東京のようなビルのある都会的な夜景も見える。

自撮り棒を持って来ていて、大正解だった。
グリフィス天文台は、荷物検査もないので自撮り棒があると便利!

自分たちの目に焼き付ける方が、ずっと美しいと分かっているのに
この景色を持って帰りたくて、ついつい写真を撮ってしまう。

LALALANDの聖地巡礼

天文台から駐車場方面に戻ると、
映画「LALALAND」に出てくる有名なシーンのロケ地がある。
映画のポスターにもなっていて「LALALANDといえば!」という
黄色いドレスで踊っているのが印象的な、あのシーンだ。

さぞ大勢の観光客が同じポーズで写真を撮っているだろうと思ったが、
そんな観光客、ひとりもいない。ここじゃなかったっけ?と不安になるが、
夫だけ立たせて写真を撮る。
街灯はないが、やっぱりあのシーンの場所だ。

暗いけれど、ハリウッド方面

ミアたちが踊っていた場所から、
明るければハリウッドサインが見えるらしい。

LA最後の夜が更けていく

あっという間に1時間経ってしまう。
本当はもっとゆっくり眺めたかったな~。
最後は写真ではなく、しっかり目に焼き付ける。

集合場所近くにあったテスラコイルを偶然発見。
雷みたいな電気がビリビリと出てくる不思議な物体。
ずっとやっているわけではなく、たまにショー的にやってるらしい。
雷が鳴ると稲光が見たくて窓際に集まる変な夫婦なので、
綺麗なの見られた~!と二人そろって大満足。

時刻は21時半。本当だったらもうホテルに着いている予定だったのに。
明日は帰国するだけだけど、荷造りしなくてはいけない。えらいこっちゃ。

結局、ガイドさんが道に迷ったりして24時前にホテルに到着。
ホテル到着が予定より2時間以上遅くなってしまったので、
ルームサービスは間に合わず。
念のため買っておいたスティックパンを食べながら、荷造りだ。

いつもであれば、どこのツアーに参加したか記録するけれど
今回は時間にルーズということ以外にも、
ハズレだな~と思うことが多々あり、
本当におすすめできないツアーだったので、あえて記録はしない。
でもグリフィス天文台自体は美しく、夜景も圧巻だったので
ぜひLAに行ったら、訪れてほしいスポットだった。


LA観光最終日は、あまり治安のよくなさそうなところを歩いて緊張したり、
レストランで悔しい扱いを受けたり、ハズレツアーに参加したり、
色々思うところの多い一日になってしまった。

だが、人生一美味しいパスタに出会ったり
美しいキャンパス、夜景に出会うこともできた。

全部ひっくるめて、これがLA。海外旅行の醍醐味だ。
泣いても笑っても、明日は日本へ帰る。

この続きは、また次回。


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