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【LA旅行記-13】LAX、ファーストクラスラウンジ
前回はUCLAとグリフィス天文台へ行ったLA最終日。
今回はとうとう日本へ帰る日。
最終日は空港でのお楽しみが待っている!
ロサンゼルス旅行記、完結編!
LA最後の朝食
ついにLA最後の朝だ。
今日の朝食は、奮発してホテルのレストランへ。
なかやまきんに君がYouTubeで、ビバリーヒルトンに宿泊した時に
とっても素敵な朝食を食べていたので、ここで食べてみたかったのだ。
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同じレストランを予約したはずなのに、YouTubeで見たところと全然違う。
きんに君はプールサイドで気持ちよさそうなテラス席だったのに、
プールも見当たらないな~と思いながら着席。
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夫はコンチネンタルブレックファーストとフルーツプレートをチョイス。
コンチネンタルブレックファーストは、プレートで来るのではなく
ビュッフェスタイルだったので、せっせとパンを運ぶ夫。
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わたしはサーモントーストをチョイス。
サンタモニカで食べたアボカドトーストが絶品だったので、
ここでもアボカドトーストにしようかと思ったが、
あれを超えるものはないと直感して、サーモンにしてみた。
このサーモントーストも美味しかったが、
やはりあのアボカドトーストには敵わなかった。
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食べ始めたときは、わたしたちしかいなかったのに
気が付くと続々とビジネスマンが入ってきた。
どうやらブレックファーストミーティングが始まるらしい。
仕事ができるひとって、朝の時間を有効に使うのよね。
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それにしても、きんに君はどこで朝食を食べていたのだろうか?
プールサイドのテラス席を思い描いていたけれど、
ここも気持ちの良い見晴らしだったので良しとしよう。
ビバリーヒルトン探検
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ホテル内をゆっくり見ていなかったので、
最終日にしてホテル探検に繰り出す。
きんに君が朝食を食べていたところを突き止めるんだ!
そういえば、わたしたちが予約したレストランは
ホテルの最上階だったが、きんに君はホテルをバックに食べていたので
ロビー階だったのかもしれない。
ロビーに降りると、たしかにプールがある。
しかしレストランもなければ、YouTubeで見た光景と違う。
そこで気づいた。
わたしたちが宿泊した2024年9月時点で、ホテルは工事中。
もしかして工事って、プールの工事中だったのか!?
それなら仕方ない。諦めがついた。
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ホテルの中のショップを見学。
どの国も、ホテルの中のショップって同じようなものが売ってるよね。
おしゃれなビバリーヒルトングッズがあれば欲しかったが、
ホテルのグッズは見当たらず、何を買うわけでもなくぶらぶら。
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工事の影響もあり、ホテルの中でも入れるところが限られているので
早々にお部屋に戻ってきた。
せっかくいいお部屋なので、出発まではのんびりチルして過ごそう。
さらば、ビバリーヒルズ。
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時刻は10時半。
14時55分発の飛行機だが、今日は空港で楽しみにしている場所があり
ゆっくり楽しむために、早めに空港へ向かうことにした。
たくさんサプライズをしてもらったこのお部屋ともお別れ。
LAは治安があまりよくないと聞いていたけれど、
ビバリーヒルズは怖い思いをすることもなく、とっても素敵な街だった。
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ホテルから空港までは、Uberで移動。
スーツケースがあったので、Uber Xという大きめの車を手配したら
リムジンのような車がやってきた。2人なのにリッチすぎるね。
あれよあれよという間に、ホテルマンとドライバーさんが
私たちのスーツケースを車に積み込み、別れを惜しむ間もなく
空港に向けて出発!
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ありがとう、ビバリーヒルトン。
さらば、ビバリーヒルズ。
パリのときは名残惜しくて、帰りたくない!と
後ろ髪を引かれるどころか、後頭部ごと引きちぎられる思いだったが、
今回はロサンゼルスを楽しみ尽くし、清々しい気持ちで帰路につく。
LAXに到着
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11時過ぎ、LAX(ロサンゼルス国際空港)に到着。
14時50分発の便なので、時間はたっぷりある。
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出発4時間前なので、さすがに早すぎるかと思ったが
先に出発予定の羽田行きの便があるおかげで、
すでにカウンターが開いている!
少し早いが、関空便もチェックイン可とのこと。
今回もダイヤモンドメンバーの義父の恩恵にあずかり
ファーストクラスレーンで、チェックインなど諸手続きをしてもらった。
帰りはエコノミーなのに、ファースト扱いしてもらい
ありがたや~。
LAX探検
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荷物を預けて、身軽になったのでLAX探検。
チェックインカウンターはどこも大混雑。
みんなどこへ旅立つのだろう。空港ってワクワクするな~。
チェックインカウンターを抜けると、すぐに保安検査場へ続く
制限エリアになるので、簡単なコンビニとカフェが少しあるだけで
思ったよりこぢんまりした印象。
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義父からリクエストされていたお菓子があったのだが、
何軒スーパーを回っても出会えなかったので、一縷の希望を託して
空港内のショップを探す。
…が、ここでも目的のお菓子は見つからず。残念。
よくよく聞いてみると、かなり昔におみやげでもらったものだったらしい。
そりゃ廃番になってるかもしれないから、仕方ない。
レジ前にはトランプさんとハリスさんのチョコレートが売っていた。
さすがアメリカ。
街中でも「トランプ!トランプ!」と大声で支持を呼び掛ける
熱烈な支持者を見かけた。
11月の選挙戦間近の、2024年9月初旬ならではのお菓子で話題性はあるが
おみやげにするには、政治色があり、やや難しいものなので写真だけ。
保安検査場
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ロサンゼルスの保安検査場は、羽田などと同じく
ファストレーンが導入されているので、待ち時間は少ない。
出国審査もないので、荷物がスムーズに通れば
5分ほどで通過することができる。
入国は大変だったのに、出国は簡単なのが
なんだか悔しい。
LAX制限エリア内
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時刻は12時前。まだ出発まで3時間近くある。
ラウンジにいても暇を持て余しそうなので、まずは制限エリア内探検。
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どの空港も、国際線はガラス張りでとても気持ちが良い。
工事中のところもあったが、それでも関空やシャルルドゴール空港より
ハイブランドも多く、免税店も広い。
ブランドショップに行っても買えるものはないし、
免税品で欲しいものもないので、ベタなおみやげ屋さんやコンビニを
チェックしていくことにした。
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「AMERICA!」という名前のとおり、大きくLAとプリントされたTシャツや
ドジャースグッズ、レイカーズグッズなど、典型的なアメリカみやげが
たくさん置いてあるお店。
もうアメリカはお腹いっぱいだったので、何も買わず退散。
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ゲーム機かと思ったが、心臓マッサージを学べる機械らしい。
残念ながら故障中だが、こんなの初めて見た!
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スタバやコンビニも、片っ端からチェックしていると
とんでもなく懐かしいものを発見!
キャラクターがキャップになっているドリンク、懐かしすぎる!!!
ハワイやグアムに行くたびにABCで集めていたキッズ憧れのドリンク。
まだあるなんてエモすぎ。
わたしはチャーリーブラウンや、シンデレラを持っていたな~。
エリア内を30分ほど見てまわり、もう満足したので
本日のメインイベントへ移動だ。
カンタスファーストラウンジ
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さてさて、本日のメインイベント!
カンタスファーストラウンジへ。
LAXにはJALのサクララウンジがないので、
ワンワールドラウンジかカンタスファーストラウンジを利用できるのだが、
今後きっと利用できることはないであろう
ファーストクラスラウンジを体験すべく、カンタスファーストラウンジへ。
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このラウンジ、なぜか全然見つけられず空港内を右往左往。
やっと見つけたラウンジへいざ潜入。
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人が溢れかえっているサクララウンジとは違い、
ひとが少なくてとても静かで穏やかな空間。
利用している人もリッチなので、いろんな意味で余裕があって
なんとも優雅な気分になれる。
施設探検
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一生に一度入れるか、というファーストクラスラウンジなので
隅々まで気になる。
バー、シャワールームなどのほか、仮眠室のような個室もあったが
なんせ初めて入るので、勝手にその部屋を開けていいのかも分からず
ただ「すごいな~こんな世界があるんだな~」と眺めるだけで精一杯。
ファーストクラスラウンジの食事
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一番楽しみにしていたのが、お食事!
ファーストクラスラウンジは、ビュッフェはなくオーダー形式。
どこに座っていいのかさえ分からず、きょろきょろしていると
キッチン近くのテーブルに案内してもらった。
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テーブルでウェイターさんに頼むようだ。
サクララウンジのビュッフェに慣れているもので
オーダー形式のラウンジは初体験なので、緊張してしまう。
どうしようかな~。
周りのテーブルを見まわすが、みんな思い思いのオーダーをしているので
なにが正解か分からない。
迷うふりをしてみたが、ここで何を食べるか、ずっと前から決めていた。
ステーキ一択だ!
だって、アメリカに来たのにステーキを食べずに帰れないでしょ?
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ステーキ!!!
本当は前菜とか、サラダを頼んでからステーキにする方が
かっこいいのは分かっているけれど、
どうしてもステーキが食べたかったので、いきなりステーキ!
「肉を噛んでるぜ!!」って感じのアメリカンステーキを想像していたが、
柔らかくて美味しい。
小ぶりなので、もう一枚食べられそうだったが我慢。
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夫はイカのフライをオーダー。
これも柔らかくて、とっても美味しかった!
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ステーキだけでは物足りず、マグロとアボカドのタルタルをオーダー。
メインの後に前菜をオーダーする自由形を披露。
タルタルの上にかかっているお米みたいなのが、辛かったが
これも美味しかった。
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夫はハンバーガーをオーダー。
というか、ハンバーガーにしてもらった。
だって、アメリカに来たのにハンバーガーを食べずに帰れないでしょ?
そう、わたしたちアメリカに来たのに
ハンバーガーもステーキも食べずに、帰りの空港に到着していたのだ。
なので、最後の最後にラウンジで駆け込みアメリカンフード祭り。
このハンバーガーも上品な味付けで、美味しかった!
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機内食もあるし、これくらいにしておこうと思ったのに、
近くでサンデーを食べてる人を見つけてしまい
どうしても食べたくなったので、ちゃっかりサンデーで締める暴れっぷり。
このサンデーも美味しかった~!!
ラウンジのひとたち
ラウンジにはいろんな人がいるものだ。
サクララウンジであれば、ビジネスマンが多く
レジャーっぽい人は少ないが、ファーストクラスラウンジになると
ビジネスマンは少なくなり、客層が変わったように感じた。
一番多く見かけたのが、旅慣れたラフな格好をした人たち。
ちょっとそこのコンビニまで行く服装なのに、行き先は海外。
わたしたちエコノミークラスの民は、ネックピローや防寒着など
あらゆる装備を手に、大荷物で搭乗するが
ファーストクラスに乗る人は、飛行機に乗り慣れているうえ
なんでも機内で揃うので、必要最低限の荷物と服装で搭乗するのだろう。
かっこええ~。
その次に見かけたのが、全身をハイブランドで固めた人。
帽子はCHANEL、TシャツはDior、サンダルはPRADA、
リュックはルイヴィトン、それにショートパンツを合わせている。
ブランドものに明るくないわたしでも、どこのブランドかわかるほど、
すべてのアイテムに大きなロゴが付いているのだから面白い。
結局どこのブランドが好きなのだろう?
あんなにあらゆるロゴが付いていたら、
歩く広告塔、いや空飛ぶ広告塔だ。
そしてわたしがラウンジで最も記憶に残っているのが
いかにも裕福そうな外国人一家。
ベイビーが2人とお父さんとお母さん。
ひとりがあっちに行けば、もう一人がこっちに走る。
てんやわんやしながら食事をしているのを微笑ましく見ていた。
しばらくすると、その家族はシャワールームの方へ消えていったのだが、
気が付くと小さなブロンドの女の子がひとりで帰ってきた。
どうやらベイビーのお姉ちゃんらしい。
個室でひとりで遊んでいたのだろう。
ウェイターさんに「Icecream please!」とオーダーし、
ひとりでちょこんと椅子に座って、お利口さんに待っている。
アイスまだかな~と気になるのか
ときどきキッチンをのぞき込むのが、たまらなく可愛らしい。
やっと届いたアイスをにこにこ嬉しそうに食べ、
「Thank you!」とお礼を言って、家族の元へ走って帰っていった。
可愛すぎる。
きっとファーストクラスラウンジ慣れしているお嬢様なのだろう。
お行儀も愛想もよく、とても上品で見ていて微笑ましい。
そのまま素敵なレディに育っていってね~。
ラウンジで人間観察をしている間に、あっという間に搭乗時間。
知らない世界をのぞき見して面白かった。
ありがとうLA、日本へ帰ろう
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ラウンジでお腹いっぱい食べて、大満足!
そろそろ搭乗時間だ。
ゲート前のベンチに座っていたら、グランドスタッフさんに
チケットを確認され「あなたたち、もう搭乗できるじゃない!」と
急かされて、いそいそと搭乗ゲートに並んだ。
するとそこでまた別のスタッフさんにチケットを確認され、
あなたたちはここ!と先に並んでいた人たちの前に誘導され、
あれよあれよという間に搭乗。
おそらくダイヤモンドメンバーは優先搭乗対象なので、
早めに乗せてしまいたかったのだろう。
飛行機に乗ってしまうと、旅の終わりという感じがするので
少しでも長く空港でアメリカの香りを感じていたかったのに~。
LAXではパスポートやチケットは確認されず、
ゲートに立って、カメラを見つめるだけで搭乗ゲートが開いた。
どういうシステム?
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ロサンゼルスを出発。ありがとう、LA。
旅行が終わってしまう寂しさもあるが、暑さに負けて
疲れてしまっていたので、やっと休憩できると少しほっとした。
行きはプレミアムエコノミーだったが、帰りはエコノミー。
プレエコはわたしの身体には広く、空間を持て余してしまい
ずり落ちて眠りにくかったが、エコノミーはジャストサイズだった。
わたしはエコノミーで十分な人間らしいと再確認。
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離陸して1時間で1回目の機内食。
ラウンジでたらふく食べたので、あまり食が進まず。
機内食といえば丼とパンのような、なぜこの組み合わせ?というメニューが
たまに発生するが、今回気になったのが冷やしラーメン風ヌードル。
メニューを見た時から気になっていたのだが、到着してみると小さいし
冷やしラーメンなので、サラダ感覚で食べられる。
ラーメン好きの夫は喜んでいた。
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帰りの飛行機は何をしたかあまり覚えてない。
疲れてはいたけれど、時差ボケ対策であまり眠らないように
映画を見ていたかな~。
Barbieがブラックジョークもあり、思ったより大人向けだったのが意外。
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関空に着く2時間ほど前に2回目の機内食。
さすがにラウンジで食事してから時間が経っていたので、
ピザはぺろりと美味しくいただいた。
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19時頃、定刻通り関空に到着。
荷物がなかなか出て来ず、どうしたのだろうと思っていたら
貨物のドアに不具合が発生してしまい、時間がかかるとのアナウンス。
そんなことある?
わたしたちが乗りたいリムジンバスの時間が迫っていた。
これを逃すと遠回りして帰ることになる。間に合って~!!!
待つこと10分。
赤いプライオリティパスをつけてもらったおかげで
直ぐにスーツケースが出てきたので、
無事に狙っていたバスに乗ることができた!
バスに乗ると安心したのか、急激に眠気に襲われた。
せっかく時差ボケしないために飛行機で寝ないようにしていたのに
寝そうになるたびに、夫と起こしあいながらバスに揺られる。
電車も寝ないように、座らずに立って帰った。
これだけ時差ボケ対策をしたのに、
しばらくは夜も目がギンギンで眠れず、時差ボケに悩まされた。
なんのために帰りの飛行機頑張ったんや~!!!
LA旅行記を書き終えて
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これで2024年夏のLA旅行記は完結!
ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
LAから帰ってきて早3か月。
この3か月の間に、大谷選手は50-50を達成し、
ドジャースはワールドシリーズを制覇。
トランプさんも大統領に決まるなど、
アメリカで実際に見聞きしたものがニュースになり、
なんだか時の人になった気分だった。
ゆっくり時間をかけて書いてきたLA旅行記。
時間をかけすぎて、記憶が薄れてしまったところもあったが
それでも最後まで書き終えることができて安心した。
わたしの目で見たロサンゼルスという街を書いてきたが
「ロサンゼルスはどんな街だったか?」と聞かれると
ひとことで表すのは難しい。
サンタモニカやベニス運河は、
わたしにとって眩しすぎるほど魅力的で、一生忘れない景色だろう。
その一方で、ダウンタウンやハリウッドは
これが世界が憧れるアメリカの姿なのか?と思う景色もあった。
華やかで美しく、明るく力強い、パワフルな街であり
冷たく、残酷な現実も見た街でもあった。
まさにハリウッド映画のように光と影を秘めた街だ。
この街に魅了されるひとの気持ちも分かるし、
この街を恐ろしく感じるひとの気持ちもわかる。
それだけたくさんの顔を持った街なのだろう。
いろんな思いをまるっと包んで、最高に楽しい旅だった!ロサンゼルスに行って良かった!
ロサンゼルスよ、夫よ、
楽しい旅行をありがとう!