双子の喧嘩は大変だけど仕方ない?年齢別の対処法と親の接し方とは
こんにちはエヌ子です。
我が家には3歳の双子の娘がいます(※執筆当時)。
似た者同士、なぜか惹かれ合うのか?毎日喧嘩が絶えません。
物の取り合い
↓
叩き合い
↓
泣く
これの繰り返しで毎日イライラ。私は怒鳴ってばかり。
怒りすぎて白髪が増えた気がします…。
同じように大変な思いをしている、双子のママ・パパも多いのではないでしょうか。
心身ともに辛くなってきたので、双子が喧嘩したときの『年齢別の対処法や声かけ・接し方』を考えてみました。
なんで双子は喧嘩ばかりするの?
大阪総合保育大学大学院が発表した、『乳幼児期のけんかやいざこざに関する自我発達心理学的研究』という論文には、
とあります。
つまり、発達検査の中に「ケンカ・いざこざの対人行動」のチェック項目があることから、乳幼児期のケンカは、発達過程でとても重要なポイントであると読み取れます。
双子が喧嘩をしているときは、「今まさに対人能力のスキルを磨いているのか…!」と冷静に見守ると、少しはイライラも収まる、ような気がします(笑)
【年齢別】双子の喧嘩パターンと対処法を考えてみた
双子のケンカは、ほぼ同じ精神年齢・知能の人間が2人いるからこそ発生するもの。
仕方ないとはいえ、 困ったものですよね…!
そこで、年齢別のケンカのパターンと、その対処法を考えてみました。
0歳〜1歳
喧嘩のパターン
相手の手や体がぶつかってイライラ
おもちゃのとりあい
解決法
同じものをできるだけ2つ用意する
個別スペースを作る
喧嘩しても気にしすぎない
ハイハイをする頃からはじまるの双子のケンカ。
ケンカを避けるには、 おもちゃだけでなく、紙、空箱、タオルなど、同じ質感や素材のものを2つ用意することです。
「物そのもの」にこだわりはないので、 よそからガサガサ面白い音がすると「なんだろう?」と興味が湧き、気が紛れます。
不快に感じるとすぐに泣き出してしまうので、ぶつからないように、目の届く範囲に安全に遊ばせてあげましょう。
1歳〜2歳
喧嘩のパターン
ママの取り合い、膝の奪い合い
軽い暴力や噛みつき
物の取り合い
解決法
交互に抱っこ
言い聞かせ
10数えて順番を覚えさせる
ケンカがはじまるとまるで動物園。
泣いたりわめいたり叩いたり、 遠慮なしにおもいきりお互い気持ちをぶつけるようになる時期です。
暴力に発展したら「叩かない、噛みつかない」と何度も言い聞かせます。
言い続けることで「やってはいけないことなんだ」と理解するので、少しずつ取り組みたいですね。
相手の物を欲しがるときは、「10数えてから交代」を覚えさせて順番に使わせます。
我が家の双子に、順番を覚えさせるのに使えたのが「ノンタンの絵本」です。
テンポよく、10までカウントしながら読んであげると食いつきよし。
繰り返し読むことで、スムーズに10まで数えられるようにもなりました♪
3歳以降
喧嘩のパターン
相手の物が欲しくなる
物の言い方がイラっとした
嫉妬
解決法
両方の言い分をとことん聞く
好きなテレビや音楽をつける
外に連れ出す
感情が複雑に発達してくると、「相方だからこそ腹が立つ」 ことが増えてきます。
早く収めるには偏らず両方の言い分をしっかり聞くことがポイント。
言いたいことを吐き出せてあげると、 また2人で遊び出すのが双子のよさでしょうか。
即効性があるのはやはり好きなテレビや音楽。
避けたい手段ではありますが、 親の体力や気力を消耗したくないときは、仕方ないことです。
ここはいっそ割り切りましょう!
天気がよくて、親の体調も問題なければ、 外に連れ出すのも手取り早いですね。
体を動かすことで喧嘩でたまったうっぷんを晴らすことができます。
3歳以降の双子のケンカは注意の仕方・接し方を変えてみる
うちの双子は妹・りこの性格が激しいようで、 姉・あこの物が、どーしても羨ましく見えてしまうようです。
手に負えないので、育児相談のときに心理士さんに対処法を聞いてみました。
それを共有しますね。
「ダメ」「◯◯しないの」と言うと逆効果。 悪い行動を強化してしまう
2人が一旦落ち着くまで注意せずスルーする
相手に謝ることができたり、 物を貸してあげられたらすぐに褒める
つまり、「叱る・褒める」のタイミングがとても大事なんですね。
これを繰り返すことで、「相手を思いやる気持ち」を学習するのだそうです。
とはいえ、相変わらず喧嘩を繰り返し、母を困らせる双子なのでした。
まとめ
双子の子育てで避けられないのが喧嘩です。
とはいえ喧嘩は発達の過程において、対人能力を身に着けるため必要なこと。
年齢別に親の接し方も工夫する
親がしんどいときは無理せずテレビや外遊びで注意をそらす
言い方を変えてみる
喧嘩を完全になくすことはできませんが、 工夫しながら育児に取り組んでいきたいですね。
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