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写真で記す雑感2021 “3月の桜”


今年の桜、新入生が入る頃にはもう散ってしまうんじゃないか疑惑が少しずつ核心に変わってきている。そんな3月末日の名古屋。


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今の住まいに越してきてから、日常的に桜を見る機会が増えている。

前の住まいも周りになかったわけじゃないけど、今の環境の方が自然が多くなんなら仕事の行き帰りに毎日見ることができるってのが大きい。

能動的に見る桜も、受動的に見る桜も綺麗なことには違いがない。


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今のご時世、「どこどこの桜が凄い!」とか「ここでこういう風に撮れば映えな写真が〜」みたいな情報は簡単に入手できる。

一度情報が出回ってしまうと、そこから「映えを狙ったハイエナのような人種」に食い荒らされるか、人が増えることに伴い「単純に人が多くなり見辛くなる、場合によっては通行すらしにくくなる」「一部のマナーが悪い連中に辟易する」かされて、大体よくない方向へ向かう印象がある。

人が本当に気に入っている環境を教えたくないっていう感情は、こういうところからきていると私は思う。


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2020年の桜は本当に見易かった。
未知の感染症を恐れるあまり人は不要不急の外出を自粛するよう求められた。

普段なら人でごった返して風情も何もなかったとある有名スポットが「出店もなく飲食禁止」となり、いつもなら青いビニールシートで汚された景観がまともに見えるくらいの人出になった。


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当時私は「こういう時こそ地元のなんでもない桜の良さを思い出してほしい」とツイートした。

日本におけるソメイヨシノは、そこかしこで見ることができる特段珍しくもない樹木だ。確かに景観の良い有名スポットは存在するが、自分の生活圏を少し歩けば結構な確率でソメイヨシノの木にぶつかる。

人へ近づくことにリスクがあった当時、わざわざ人の多いスポットまで行かなくても手軽に季節を感じることができたのだから。
普段何気なく過ごしている地元の良さを再発見するきっかけにもなる。


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2021年シーズンは正直なところ人出は例年の水準にあるように思う。
ついこの間まで緊急事態宣言下だったこともあり、リバウンドが起こっているようにも感じる。


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ただ昨年の状況があったから、今年は行動範囲内で見える桜に季節を感じている。
今年は今までと拠点が違うため、新しい地元の発見がとても多い。
写真も最近は少しご無沙汰だったけど、桜には枚数をかけているからきっかけさえあればまた撮り始めるような気がする。


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何が言いたいのか分からなくなってきたので、今回はここまで。
また、気が向いたら。

Tetsu.I

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