ふたりでいっしょに近所のイオンに行く。ただそれだけのことに集約されたあらゆるなにか。
ある休日の朝、妻と長男は別の用事でお出かけ。
わたしはダウン症の次男とふたりで散歩がてら近所のイオンへ。
最近はぎこちないなりにもよく歩くようになり、あまり抱っこをせがまなくなった次男。
通常、片道5分弱の道程をふたりでじっくり。
道中いくつかある大小の公園それぞれの滑り台を制覇したり。
ご近所さんのお家のワンちゃんに「おーい」と声をかけたり。
小さな段差をぴょんと飛び降りたり。
町内会の掲示板の張り紙の絵や写真をじーっと眺めたり。
指の合図で「よーいどん」をして走ったり