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「がんばって」と、「がんばらなくていいよ」

我が家の双子の娘たちは小学一年生。
子どもたちが小学生になってから、気づいたことがある。それは、双子の「後ろ姿」を見ることが多くなったということだった。

それまでは自転車移動で子どもたちを前後に乗せて出かけていたから、後ろ姿の印象があまりなかった。小学生になってから「いってらっしゃい」と見送る日々が訪れて、その後ろ姿は私の胸を度々きゅっとさせる。

長い夏休みを終えた後の先月は、繊細な気質の子どもたちにはかなりヘビーだったと思う。大きなランドセルを背負う頼りなさげな後ろ姿に、心の中で何度もこう声をかけた。

「がんばって」
「がんばらなくてもいいんだよ」

私の中でその二つの言葉が交錯する。

「今日はがんばって行ってみる」と言った子どもの「がんばる」も、「もうがんばりたくない」も奪いたくなくて、その小さな背中に私は何ができるのだろうといつも考える。

多分、私自身が、自分の「がんばりたい」も「もうがんばりたくない」もどちらも大事にしたいと思うからなんだと思う。

日々「どう声をかけたらいいのかな…」「どういう対応をするのが良いのだろう…」と思うことばかりだし、感情に思わず感情で返してしまうこともあるし、子どもたちのありのままの気持ちを見つめると自分とのバランスを崩してしまうこともあるけれど、「感じている気持ちを否定しないこと」だけは、子どもたちにも自分にも、できたらいいなと思う秋。
みなさんは、どんな秋を過ごしていますか?

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