
「なんか、ちがう」を大事に。
春はもうちょっと先ですが、日差しが力強くなってきたなあと
感じる今日この頃です。
今日は、タイトルにもあるように、違和感についての
エピソードを書かせて頂きたいなと思います。
我が家には、5歳のふたごの女の子がいます。私はキャパが広くないので
子育てがうまくいかないなーと感じることも多いのですが、
子どもたちの発言にはっとさせられることが多々あります。
今日は、そんな日々の中でのエピソードをひとつ^^
うちのふたごは、昨年、習い事でダンスをしていました。
同じ幼稚園のお友達もいて、最初はダンスを楽しく踊っていたのですが、
2カ月目くらいから、お友達が踊っていても棒立ちでぼーっとすることが
多くなり(2人とも)、これはどうしたものか…と私は思っていました。
「ダンス楽しくないの?」と私が聞くと、
「お友達がいるから、ダンスに行くのは楽しいよ」
「じゃあ、なんで踊らないの?」と聞くと
「う~ん、踊るのはすきだけど、あのダンス、なんか、ちがうの。」
「なんか、ちがうの。」
この言葉を聞いた時、私の中ですとんと腑に落ちた感覚がありました。
習っていたダンスは、ノリの良い音楽にのせて体を大きく動かす系のダンスでした。体験に行った時に「やりたい!」とふたごが言ったので通わせてみたものの、多分、やってみたらしっくりこなかった。
「ああ、こういう感覚って、大人でもよくあるよなあ」と
私は思ったのです。
みんなの中で、うちの子たちだけが踊らない姿を見た時、
正直、最初は胸がざわざわしました。
「他の子は、みんなちゃんと踊ってるのに…」
「まだ始めたばかりなのに、もう辞めるなんて…」
私の中に、そんな思いがよぎりました。
でも、よくよく考えて思ったんです。
「なんか、ちがう。」という、
自分の心の声をちゃんと聞けているんだなあって。
やってみないと分からないことなんて世の中にはたくさんあって。
「なんか、ちがう」と自分の本心で感じた時には、
それを大事にしてほしいと思いました。私も、そうしたい。
それと同時に、周りと比べてしまうことや、
始めたからには簡単にやめちゃいけない、という価値観に
私自身が縛られていたんだ、ということにも気づきました。
もちろん、乗り越えていく強さや、頑張ることも
すばらしいことだと思うけど、自分の中に生まれた違和感に蓋をし続けると、いつか、自分の声が聞こえなくなってしまうと思うから。
だから、「なんか、ちがう。」この感覚は、私も大事にしたいし、
子どもたちにも大事にしてほしいなと思いました。
子どもって、神様みたい。純粋に、そんな風に思います。
と言いながら、幼稚園から帰ってきたらまた私は怒っちゃうんだろうな~笑