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誰も知らない私になる夜 〜米国のクラブで見つけた本当の魅力〜

 昨年、ダンスの勉強のために留学先していたアメリカで、新しい自分を発見した。ネオンに彩られたダンスフロアで、私の中に眠っていた官能的な魅力が目を覚ました夜の物語。

 あの夜、私は友人に誘われてクラブに足を運んだ。色とりどりの光が交錯するフロアでは、音楽が体の芯まで響き渡る。周りの人々は全身でリズムを表現し、その空気に私も自然と引き込まれていった。

 最初は純粋に音を楽しんでいただけ。でも、何度も感じる視線。ふと目が合うと、複数の男性が私の動きに見入っている。それも、ただの興味深そうな目線ではない。私の体のラインを追う、熱を帯びた視線。

 その瞬間、「ああ、こういうことか」と腑に落ちた。日本では無意識に抑制していた自分の表現が、ここでは自然と解放されている。周りの人々は、自分の魅力を意識的に表現することを恥じていない。その空気に触発され、私も徐々に大胆になっていった。

 音楽が最高潮に達した時、目の前の男性と視線が絡んだ。彼の目が私の体の起伏をなぞるように動く。その視線を感じながら、私は意識的に腰を揺らした。すると彼は、意味ありげな笑みを浮かべた。

 その笑顔に、私の鼓動が高まる。

 しばらくして彼が近づいてきた。「君のダンス、とてもセクシーだよ」。その言葉に、恥じらいと誇らしさが入り混じる感情が湧き上がった。

 この夜、私は気づいた。ダンスには、言葉では表現できない官能性が宿ることを。体の動きだけで、内に秘めた魅力が自然と滲み出てくる。普段は恥ずかしくて見せられない自分が、音楽という言い訳のもとで解放される。

 「セクシー」は、決して露出的な服装や大胆な仕草だけではない。内面から自然に溢れ出る魅力こそが、本当の意味でのセクシーさなのだと実感した。

 次のダンスフロアでは、もっと自由に、もっと自分らしく動きたい。それは、新しい自分との出会いであり、自信を育む一歩になるはずだから。

 帰り道、鏡に映る私の表情が、いつもより艶めかしく見えた。ダンスフロアで目覚めた、もう一人の私。それは、これまで知らなかった、自分という存在の新しい魅力だった。​​​​​​​​​​​​​​​​

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みさき なな
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