野草食日記 114 コセンダングサの天ぷら
前回の投稿のあと、コセンダングサの頭頂の柔らかい部分を摘み、茹でたあと暫く水に晒し、葉を一枚味見をしてみると、ちょっと苦い味がしました。
けれども、セイタカアワダチソウに比べると苦味はさほどではなく、香りも際立ってはいません。
白和えにしても、強い個性は感じられず、セイタカアワダチソウの方が和え衣の中にしっかりした歯応えと香りがあり、美味しいと思いました。
かと言って、コセンダングサが不味いというわけではないのです。
癖が少なく食べやすい野草と言えるかもしれません。
そこで、頭頂を摘んだ残りの葉のうち、瑞々しいものを選んで天ぷらにしてみました。
これも、普通に美味しい。
けれど、やはり「俺はコセンダングサだぞ!」というような強い自己主張はなく、衣のカリカリとした食感と香ばしさの方が勝っている感じです。
コセンダングサの個性を味わう調理法、きっとありそうです。
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