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野草食日記 130 美味しい!完全山採りの山菜オイル漬け

7月に参加した山菜の会。
行者ニンニクの餃子、山ウドの酢味噌和え、北の方で採れた太い蕗にひき肉を詰めた煮物など山菜尽くしのお料理の中にカナッペがありました。
クラッカーの上にクリームチーズと何やらガーリック風味の山菜らしきものがのっていたのですが、一口食べた時に、え、なにこれ?!とその美味しさにびっくりしました。

なにこれ?!と思ったその主は、配られたお品書きによれば、山菜のオイル漬けなるものらしい。
どうも山菜の会を主催していた のりりさん が作ったもののようでした。

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この日はミートローフや素麺のトマトスープダレにもこの山菜オイル漬けが使われていましたが、美味しかったなぁという余韻と共に詳しいことは何も聞かず帰りました。

先日、由比ガ浜で行われた書の個展にリースをお届けした帰り、山菜の会の のりりさんがランチを提供している長谷のお店に立ち寄りました。
その時に初めて、その山菜オイル漬けの正体がわかりました。
これです。

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レトルトパックになった商品だったのです。
原材料は行者にんにく、わらび、こごみ、山ウド、エクストラバージンオリーブオイル、その他調味料等。
ガーリック風味と思ったのは行者ニンニクの香りだったのですね。

一袋いただいて帰り、家でも使い始めましたが、万能というくらい様々な料理に合います。
トップに載せた写真は、スペイン風オムレツに赤ピーマンとオイル漬けを添えたもの。朝食の一品でしたが、野草入りの生野菜とオムレツをトーストに挟んで食べたらこれもイケる。
カキドオシのちょっとクセのある香りともベストマッチです。

昨日は頼んでもいないのに、夫が山菜オイル漬けと食べたいと言って、大船の駅ナカで美味しいバゲットを買ってきました。
バゲットにオイル漬けが合うのはもちろんのことですが、この夜作った豚肉とベニバナボロギクの玉ねぎ塩麹炒めにも添えて、こちらもgood。

何とも幸せなお味なので、のりりさんにメッセージをして、どんな風に作っているのかお聞きしてみました。

のりりさんが故郷の北海道で車を2時間走らせ、陸別の山に分け入り山菜を収穫、それを持ち帰りゆがいて、素材に合わせたやり方で適度な水分を抜き冷凍保存。
その後、随時オイルに漬け込んでいく・・・のだそうです。
採れる時期や期間にもとても気を使うとのこと。

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お聞きしていて、その手間暇のかけ方に
気が遠くなりそうでした。
それが今、袋に入って手元にある。
有難いことだなぁと思います。

私が伺った長谷のお店以外にどこかで販売しているんですか?とお聞きしたら、まだどこにも販売している場所がないんですって。
何と勿体無いこと。どこか販売してくださるお店ありませんか〜?!

ひとまず、現在購入できる場所の情報を。
鎌倉市長谷1-1-9 仏蘭珈(ブランコ)
週3日 火・木・土 曜日のランチ営業のみですが、こちらに行けば山菜ぶつ切りオイル漬けを購入できます。(現在こちらでのお取り扱いはしていないようです)

春に山菜を採って6月頃から作り始めるので、今が一番新しいとのこと。
効能も歯触りも栽培ものに比べて断然良いという、山採りの山菜にこだわっているそうです。
定価 1600円

お問い合わせ先    北の鉢ポッポ舎  稲葉さん   090-9978-8683


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なな艸 (ななくさ)
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。