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野草食日記 328 シソ科ホトケノザとトマトの卵炒め中華風
以前の投稿で、シソ科ホトケノザを卵炒めにした中国の動画をご紹介しました。
庭で柔らかそうなのを再び収穫できたので、念願の卵炒めにチャレンジです。
前回作った肉詰めは、正直ホトケノザの香りや食感を感じられるレシピではありませんでした。
今回も収量は少ないので卵とトマトでかさ増しと彩りを添えることにしましたが、肉詰めよりはホトケノザを味わえるはずです。
どんなふうに仕上がるか、楽しみ。
玉村豊男さんの著書 (確か田園の快楽という本だったと思いますが、すでに手放してしまい確認できません) の中に「キャベ玉」というレシピがあり、手軽にできる家庭料理として20年来我が家では、度々食卓に登っています。
作り方はキャベツを炒めて卵と合わせ、オイスターソースで味付けというシンプルなものです。
その時々の気分でオイスターソースに醤油をプラスしてみたり、具材に豚肉を追加してみたり色んなバージョンで作っていました。
元々がシンプルな料理って、アレンジが効くところがいいですよね。
ホトケノザの卵炒めはこのキャベ玉を応用して作ることにしました。
まず、ホトケノザを油で炒めて軽く塩をして一度取り出しておきます。
次に丸ごとのプチトマトも炒め、同じく取り出したら、一度フライパンを洗います。その方が卵が彩りよく仕上がるからです。
少し多めの油をフライパンで熱し、熱々のところへ溶いた卵を入れ、プチトマトとホトケノザを戻します。
卵の周辺が固まってきたら、半生状態のまま全体を混ぜ、オイスターソースと醤油で味付けをし、仕上げにごま油を少々。
卵はあまりガチガチに固めないほうが美味しいと思います。
さて、ホトケノザの感想はどうだったかというと、アクはないけれど特に香りもない。でも、食感がシャキシャキと歯応えがいいので、柔らかな卵とプチトマトに良いアクセントとなっていました。
このように、味と香りに特徴がない野草は、何らかの方法で旨みと香りを補うのが良いのかなと思います。
今回はその役割を、旨味はオイスターソースとトマトが、香りはごま油がそれぞれ担ってくれています。
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