北鎌倉 野草食日記 255ノブドウの焼酎漬け その1
藤沢に新林公園という大きな自然公園があります。
もう20年以上前のことになりますが、ある休日、家族で遊びに行ったことがありました。
まだ小さな息子を遊ばせるため、滑り台など遊具のある広場へ向かう大きな階段を登っていました。
その時、手すり脇の茂みに水色や瑠璃色、紫など様々な色彩を持つ実を見つけました。
うわぁ、綺麗だなぁ!!
あまりの美しさに感激したものの、植物の名前はわからず年月は過ぎました。
北鎌倉へ越してきたその年、駅へ向かう道沿いに、その美しい実を生垣にしている家があり、それがノブドウと知ったのはその時だったでしょうか。
もしかしたらその翌年、ご近所さんに野草の会を初めて開催した時、ヤブガラシに似た植物が「キレハノブドウ」だとわかり、そう認識したのかもしれません。
いえいえ、もっと以前にノブドウの実をリースの素材に使いたいと乾燥させたら茶色になってしまい残念だった記憶も蘇ってきました。
いずれにしろ、ここ10年くらいのいつの時期かにノブドウをノブドウとして認識したことは確かです。
キレハノブドウの葉
今年の春、野草ウォーキングの下見のために散策していて、道端にも里山にも出始めの瑞々しい葉があちらこちらで目につき、調べるとノブドウの新芽でした。
ノブドウの新芽
上のキレハノブドウと葉っぱの形が違いますよね。
どちらも同じように色とりどりの綺麗な実がなるようです。
青少年広場の脇に生えていたこの葉っぱは、その後、見に行ったら刈り取られていました。一般的には雑草扱いなのでしょう。うーん、残念。
2年前、キレハノブドウを見つけた時、どなたかからノブドウがお茶になると教えてもらった記憶があり、さらに調べてみると、葉っぱを料理に使えるということもわかってきました。
ドルマという肉や米、野菜などを葡萄の葉で包んだ煮込み料理があり、ノブドウの葉で代用できるようです。
続きはこちら↓